現在、日本近海でクラゲの大量漂着が話題になっている。主に東京湾などでミズクラゲが大量発生し、神奈川県などの浜辺では毒クラゲとして有名なカツオノカンムリやカツオノエボシが多く漂着している。後者は薄青いガラス細工や風船のような見た目をしており綺麗に見えるが、死んでもなお毒針である刺胞は刺激に反応して飛び出るようになっているため、見かけても迂闊に触ったり、裸足で踏まないよう注意が必要だ。
さて、そんなクラゲの中でも特に奇妙な生物が香港で発見され、新種と認定されたという報道があった。クラゲといえば透明だったり色や模様のついた傘に長い触手、口腕がある姿を思い浮かべる人が多いのではないだろうか。デフォルメでもしないかぎり、目などは確認できない。
だが昨年、香港バプティスト大学の研究者が、米埔(マイポー)自然保護区のエビ池の汽水域で奇妙な生物を発見。その生物は透明なお椀型の体に細い触手、体に黄色い目が20数個もついているという奇妙な姿をしていた。この生物は3年連続で見つかったため奇形などではないと判断、研究と分析の結果ハコクラゲ科の新種Tripedalia maipoensisとして認定されたのである。
![24個の目を持つ「立方体型の生物」を発見! 新種のクラゲと認定される](https://cdn.moneytimes.jp/680/420/dfbskkkNlvJXQptYhsiRATuVPsQRYesw/78fdd5fd-8d75-4522-abe0-6fedc3720c08.jpg)
邱建文教授は「我々は、新種が最初に発見された場所を反映し、Tripedalia maipoensisと名付けました。現在このクラゲは米埔でのみ生息が確認されていますが、珠江河口の隣接水域にも本種が分布していると考えられます」と述べている。
参考:「Miami Herald (yahoo!news)」
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文・勝木孝幸(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)/提供元・TOCANA
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