5月10日(水)、京都で歴史を重ねたブランドの東京初店舗「京都仁王門 はなれ」が、汐留シティセンター1階にオープンした。

大切な相手を訪ねるとき、手土産ほど頭を悩ませるものはない。押しつけがましくなく、かつ丁寧な気持ちが伝わり、老若男女に喜ばれるもの……こんな京都の和菓子はいかがだろうか。

銘菓「黒柿」で知られる「京都仁王門」

京都仁王門は創業71年の八ツ橋屋「京榮堂」の別ブランドで、平安神宮にほど近い本店のほか、京都市内や香港に複数店舗を構える人気店だ。

店名は京都・頂妙寺(ちょうみょうじ)の仁王門を由来としている。風神雷神図屏風で有名な江戸時代初期の画家・俵屋宗達ゆかりの寺といわれ、また仁王門には邪気を払う意味合いがあるとされる。

来店者が幸運に恵まれるよう「京都仁王門」と名づけ、京都の店舗外観も仁王門をモチーフにしている。

代表商品は「黒柿」だ。干し柿に見えるその菓子は、上質のこし餡を柿の中に封じ込め、羊羹に丸ごと漬けたあと、加工した餅粉を表面にまぶしたもの。

柿は長野県産市田柿を契約農家から仕入れ、職人が種をひとつひとつ丁寧に取り除いている。

今回開店する「京都仁王門 はなれ」では、黒柿を改良した有機こし餡使用の「紅柿(あかがき)」、白餡使用の「白柿(しろがき)」を東京限定で販売する。紅白の縁起物として、さらなる幸運を呼び込めそうだ。

「紅柿」

「紅柿」

「白柿」

「白柿」

ほかに丸みを帯びた外観が愛らしい「金柑玉」やちょっとユニークな「狸のかすてら」、嵐山に専門店をもつ「生わらびもち」などを取り扱う。

「狸のかすてら」

「狸のかすてら」

わらび餅やドリンクのテイクアウトも行う新店舗

東京初出店となる新店舗は新橋駅から徒歩3分。東京メトロ銀座線や大江戸線の駅からもアクセスしやすい好立地だ。

店内は京都の伝統を感じさせる和の雰囲気で、縁起のよい亀甲模様の床が来客を出迎える。わらび餅やドリンクのテイクアウトコーナーや、お茶と一緒に和菓子を楽しめるスペースも設ける。

贈答用に喜ばれ、自宅用としても楽しい上質な和菓子の数々。東京出店にあたって季節限定の和菓子など新メニューを開発しているほか、オンラインストアも開設予定だという。四季折々の楽しみが増えそうだ。

京都仁王門 はなれ
所在地:東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター1F
アクセス:山手線新橋駅汐留口より徒歩3分、東京メトロ銀座線新橋駅2番出口より徒歩3分、都営浅草線新橋駅汐留サイト方面出口より徒歩2分、都営大江戸線汐留駅JRゆりかもめ新橋方面出口より徒歩1分、新交通ゆりかもめ新橋駅より徒歩1分
営業時間:平日9:00~19:00、土日祝11:00~18:00
定休日:不定休
※営業時間は変動する場合がある

(SAYA)