有馬温泉の高級料亭旅館「欽山」が、新しい形態の宿泊プランの販売を開始した。

「洗練された時空間」をテーマに、近未来の日本旅館のあり方を創造するこのプラン。大都市近郊の有名温泉にある老舗旅館発信のプランとして注目したい。

ミシュラン一つ星獲得の有馬温泉を代表する高級旅館

創業1929年、四季折々の懐石料理と名湯有馬の金泉・銀泉を満喫できる数奇屋の佇まいが美しい、有馬を代表する高級料亭旅館が「欽山」だ。

同旅館は、創業当時より料理に重きをおき、厳選した旬の食材を用いる懐石料理が自慢。料理は一切作り置きをせずに、宿泊客の時間に合わせて調理を開始し、出来立ての料理を一品ずつ提供する。

ミシュランガイドでは兵庫県の旅館で唯一「1つ星」を獲得。さらに、豪華で最高級の快適な旅館を表す「五つ屋根」としても高い評価を受けている。

宿泊客の声を反映した「1泊翌ブランチ付宿泊プラン」

そんな「欽山」が、新しい形態の宿泊プランとして「1泊翌ブランチ付宿泊プラン」の販売を開始した。

「翌日は休みと決まっているけれど、仕事が夜まであり、旅館の夕食時間に間に合わない」「夕食は会食などで済ませてから、有馬温泉へ行きたい」

そんな人でも、「欽山」にチェックイン後、ゆったりと休日を先取りした気分で温泉三昧。チェックアウトは12時なので、翌朝はゆっくり起床し、料理旅館ならではの豪華なブランチで有意義な休日が過ごせるプランだ。

一般に旅館の朝食時間は早く、しかも仲居さんに起こされ、布団を上げられてから朝食がスタート。「朝はゆっくりしたい!もっと寝たい!」と思う人も多いだろう。「欽山」は、そんな人々の声に応えて「1泊翌ブランチ付宿泊プラン」を考案したという。

さらに嬉しいのが、食事を遅めの朝食か、朝昼兼用のブランチのどちらかに選択できるということ。

10時30分からチェックアウト後の12時15分スタートまで、好きな時間に「和御膳」「関西風鰻重御膳」「牛ヒレカツ御膳」から、好みのブランチを館内の完全個室料亭花海棠でゆったりと堪能できる。

仕事柄1日しか休みをとれない人や、出張で大阪・神戸などの関西圏に来た人に最適。有馬の温泉で芯から温まり、ぐっすりと睡眠をとる。そして、料理旅館ならではの美味しい食事。ゆったりと旅館で過ごした後は、自由な休日が待っている。

「1泊翌ブランチ付宿泊プラン」は、忙しい日々を送っている人にも、充実した時間を与えてくれるだろう。

有馬温泉 欽山「1泊翌ブランチ付宿泊プラン」
所在地:兵庫県神戸市北区有馬町1302-4
時間:チェックイン15時~21時、チェックアウト12時
料金:純和風客室 西館6階一間タイプ41,950円、新基準客室 東館銀泉半露天特別室85平平米タイプ60,650円(税・サービス料込、平日2名1室利用での1名料金)

(高野晃彰)