筋トレYouTuber「ぷろたん」がボディビル大会で2位。予選敗退したらチャンネル削除を賭けた一戦で凄すぎる肉体を披露
(画像=『FITNESS LOVE』より引用)

5月3日(水・祝)に東京・北とぴあで『第31回東京ノービスボディビル選手権大会』(以下、東京ノービス)が開催され、ミスター60kg以下級でぷろたんこと、鈴木健太郎(すずき・けんたろう/34)選手がバリバリに絞れた身体を披露し、2位に輝いた。

東京ノービスは日本のボディビルシーズンの開幕を告げる大会で、元々は「新人戦」としてその歴史をスタートさせたが、徐々にレベルが高くなり、今となっては「もはや新人戦ではない」と言われるようになっている。

今大会には延べ226名の選手がエントリーし、中でもボディビルでは熱い戦いが繰り広げられた。

ぷろたんは2013年からYouTubeちゃんねるを開設し、現在は200万人登録者数超えと、筋トレ系YouTuberのトップを突き進みながら、ボディビル大会にも出場している。しかし、5年前の東京ノービス(旧称・東京オープンボディビル選手権大会)で予選敗退しており、本大会3ヶ月前には「チャンネル削除するかもしれない重大なご報告があります」という動画を投稿。動画内では「以前、ボロ負けした東京ノービスで予選(プレジャッジ)敗退した場合、チャンネル削除を辞さない」と発表した。

ぷろたんは覚悟を持ってステージに登場。ボディビル日本王者の相澤隼人選手にポージング指導をしてもらうなど、身体作りだけでなく魅せ方にもこだわった姿が印象的だった。

エントリー23名からプレジャッジに進む12名が選ばれるピックアップ審査では、ゼッケンが外れるトラブルに見舞われたが、堂々としたポーズで観客を魅了。会場からは「63番(ぷろたんのゼッケン番号)デカい」「63番の肩がすごい」などの歓声が上がった。
「トラブルがあっても慌てなかったのは、この2カ月半やり切ったという自信があったからだと思います。ダブルスプリットで1日4時間のトレーニングをほぼ毎日やってきました」

ファイナル(決勝審査)のフリーポーズでは米良美一『もののけ姫』で美しいポージングを繰り広げ、会場を惹きつけた。
「ボディビルはインパクトがあるフリーポーズが世間のイメージにあると思いますが、今回は美しいボディビルをテーマに選曲しました」

2位となったぷろたんは「やりきったので満足です。次回の大会出場は未定ですが、ボディビルは大好きなのでこれからも挑戦したいです」と笑顔でコメントをくれた。

東京ノービスは観客席も埋まり、コロナ禍以前の盛り上がりを取り戻していた。ぷろたんの活躍で、さらなる注目を浴びることが予想されるボディビルシーン。東京都ボディビル・フィットネス連盟の次なる大会は6月24日(土)の『東京クラス別ボディビル選手権大会』だ。