KDDI株式会社が一般家庭向けに提供している電力サービス「auでんき」。大手電力会社と同じ料金で電気が使えるうえに、ポイントも貯まるという魅力的なサービスです。

【完全ガイド】auでんきに変えると電気代は高騰する?デメリットと解約方法
(画像=auでんきは、KDDI株式会社が提供する電力サービス。auユーザー、UQ モバイルユーザーならauガスやUQモバイルとのセット割引が受けられたり、電気代の支払いでPontaポイントが貯まるメリットがあります。なお、au/UQ モバイルユーザー以外も契約でき、同じようにPontaポイントを貯められます(画像引用元:auでんき公式サイトより)、『オトナライフ』より 引用)

しかし、auでんきにはデメリットもあります。

【完全ガイド】auでんきに変えると電気代は高騰する?デメリットと解約方法
(画像=2022年11月にauでんきは燃料費調整額の上限を廃止。電気代高騰のダメージを受け、電気代はゆるやかに値上がりしています、『オトナライフ』より 引用)

(画像引用元: auでんき公式サイト)※一部編集部にて加工しています

参考元:経済産業省 資源エネルギー庁 – 電気・ガス価格激変緩和対策事業

この記事では、auでんきの料金プランや特徴、メリット・デメリットについて詳しく解説していきます。

KDDIのauでんきについて詳しく解説:基本情報や料金プラン

auでんきは、2016年4月から開始された電力サービスです。

【完全ガイド】auでんきに変えると電気代は高騰する?デメリットと解約方法
(画像=KDDIが電力会社と提携して、全国のauユーザーを中心に電気を供給している「auでんき」。auでんきに申し込むと電気の契約先がKDDIになりますが、電気の供給元は地域によって異なります。例えば、関東地方では「東京電力」、関西地方では「関西電力」から電気が届きます。そのため、停電や故障などのトラブルが発生した場合は、KDDIではなくもともと契約していた電力会社に連絡する必要があります、『オトナライフ』より 引用)
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(画像=電気の契約先がKDDIとなるため、電気料金の請求をauの請求にまとめることが可能。請求を一本化できるうえ、電気料金に応じてPontaポイントの還元も受けられるのが大きな特徴です、『オトナライフ』より 引用)

(画像引用元: auでんき公式サイト)

毎月の電気料金:ほぼ変わらないが「燃料費調整額」などは別途で発生

auでんきの料金プランは、「でんきMプラン」と「でんきLプラン」、再生可能エネルギー100%かつCO2排出実質ゼロの「ecoプラン」を加えた3種類。「でんきMプラン」は一般家庭向けで、「でんきLプラン」は事務所や商店などの電気使用量が多い人向けです。

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(画像=「auでんきプラン」に乗り換えても、基本料金や従量料金はもともと契約していた電力会社とあまり変わりません。つまり、基本的な電気料金はほぼ同じです、『オトナライフ』より 引用)

(画像引用元: auでんき公式サイト)

auでんきの「でんきMプラン(東京)」と「東京電力従量電灯B」の電力比較は以下の通りです。(2023年4月35日現在)

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(画像=各電力料金は定期的に改定が行われています。最新の情報は公式ホームページなどで確認しましょう、『オトナライフ』より 引用-7.jpg)

ただし、燃料費調整額や再生可能エネルギー発電促進賦課金などの費用は別途かかります。 昨今はこのうち「燃料費調整額」が高騰しているためauでんきの料金が値上がり傾向にあります。しかし、2023年1月~2023年9月の利用に関しては「国の電気・ガス価格激変緩和対策事業」の一環として燃料費調整単価の引き下げが行われています。

auでんきの料金プラン:選び方のポイント

前述の通り、「ecoプラン」を覗けばauの基本的な電気料金プランは「でんきMプラン」と「でんきLプラン」の2つ。多くの一般家庭で利用されている東京電力の「従量電灯B」に相当するauでんきの料金プランは「でんきMプラン」なので、基本的には「でんきMプラン」がおすすめです。

しかし、auでんきではオール電化向けのプランや、深夜割引などは提供していません。これまで深夜に多く電気を使い、かつオール電化家庭に暮らしている場合、東京電力から切り替えると割高になってしまうことがあるため注意が必要。

auでんきに切り替える場合は、「東電ガス for au」のようなガスとのセット割を検討するとよいでしょう。

auでんきはこのような人におすすめ!

auでんきは、以下のような人におすすめです。

・アプリから電気使用量や料金を簡単に確認したい人
・電気料金の変動が少なく、安定した料金プランを希望する人
・auユーザーで、電気代の支払いでPontaポイントを貯めたい人
・「ガス for au」やUQモバイルとのセット割引でさらにお得になりたい人

auでんきのメリット・デメリットを総ざらい

auでんきのメリットとデメリットについて、それぞれ解説します。

メリット①:ポイント還元が大きい!

auでんきの最大のメリットは、電気代の支払いでPontaポイントを貯められること。Pontaポイントは、ローソンやHMVなどの提携店舗で1ポイント=1円で使えます。

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(画像=毎月の電気料金支払いで、使った分に応じて0.5~1%がPointaポイントとして自動的に還元される仕組み。使うほどポイントも貯まります、『オトナライフ』より 引用)

(画像引用元: auでんき公式サイト)

メリット②:auガスとのセット割引がある!

ガス for auは、都市ガスやプロパンガスの料金プランを提供するサービス。「auでんき」と「ガス for au」をセットで申し込むと、さらにお得になります。

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(画像=たとえば「東電ガス for au」にauでんきユーザーが加入すると、ガス料金が約3%お得に。さらに「auでんき」とまとめて請求すると、毎月Pontaポイントが102ポイントが還元される「トリプルセットポイントで割引」が適用になります、『オトナライフ』より 引用)

(画像引用元: 東電ガス for au公式サイト)

メリット③:UQモバイルの割引がある!

auでんきのもう一つのメリットに、UQモバイルの割引があります。KDDIが提供する格安スマホ・格安SIMサービスの「UQ mobile」と「auでんき」をセットで利用した場合、「自宅セット割」という特典が受けられます。

特典は、以下のような内容です。

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(画像=「自宅セット割」に加入するには、対象サービス契約者本人が「くりこしプラン+5G」に加入かつ「auでんき」と契約し、自宅セット割に申し込む必要があります。申し込みの翌月末時点で条件を満たしていれば、その月の請求分から割引適用となります、『オトナライフ』より 引用)

(画像引用元: UQモバイル公式サイト)

メリット④:オリジナルアプリが使いやすくて便利

auでんきでは、契約者なら誰でも無料で利用できる便利なオリジナルアプリがあります。

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(画像=スマホだけでなく、PCでも利用可能。スマホの場合はアプリをダウンロードして使います、『オトナライフ』より 引用)

(画像引用元: auでんき公式サイト)

このアプリは、以下のようなサポート機能があります。

・電気使用量や料金を毎日確認できる
・電気使用量や料金の推移や比較をグラフでチェックできる
・電気使用量や料金の目標設定や節電アドバイスが受けられる
・電気代の支払い方法や請求書の確認ができる

アプリは、Android、iPhoneともにスマートフォンやタブレットなどの端末にダウンロード可能。電気使用量や料金を簡単に確認したり、節電に役立つ情報のチェックもできます。

デメリット①:電気料金自体が安くなるわけではない

auでんきに切り替えても、電気料金自体が安くなるわけではありません。auでんきの基本的な料金プランは、「でんきMプラン」と「でんきLプラン」の2種類ですが、従量料金はもともと契約していた電力会社と同じなため、auでんきに切り替えたとしても「安くなるわけではない」のです。

切り替えで、auの請求との一本化やPontaポイントの還元という特典が受けられますが、これに魅力を感じない場合は、電気会社の切り替えにメリットを感じられないかもしれません。

デメリット②:電気使用量が少ないとお得度が低い

auでんきのデメリットの一つは、電気使用量が少ないとお得度が低いことです。auでんきでは、電気代の支払いでPontaポイントが貯まりますが、還元率は電気使用量に比例します。つまり、電気使用量が少ないとPontaポイントの付与は少なく、還元率自体も下がるということです。そのため、電気使用量が少ない人は、auでんきのメリットを十分に享受できない可能性があります。

デメリット③:プランの選択肢が少ない

前述の通り、auでんきの電気プランの選択肢は少ないです。オール電化への対応がなく、深夜割引なども存在しない点はやはり大きなデメリットと言えるでしょう。オール電化の場合は、切り替えによって逆に電気代が高くなるケースもあります。