食後ウォーキングのコツ

本記事に触発され、様々な海外の文献や動画を見て回ったが、そこで得られた信頼性のおける知見をシェアしたい。

まず、食後ウォーキングは短時間でも効果があるということである。CNNやNew York Timesでは2分間とされており、必死に30分や1時間かけて歩く必要はないということである。これなら運動不足気味のリモートワーカーにもやりやすい。

さらにウォーキングはたとえば1時間連続で歩いた場合と、15分ずつ4回に分けた場合とで効果に大きな差はないとされる。短時間で回数でトータル歩数を稼げば良いとなれば、ウォーキングの心理的ハードルもずいぶん下がるはずだ。

そしてウォーキングはジョギングではいけない。食後、あまりに激しい運動をすると本来は消化のために胃に集まる血液が筋肉に集中するため、消化不良で胃を痛める。だが軽いウォーキングなら血液の循環も阻害しない。「健康のために!」と張り切りすぎるとかえって不健康になるので、食後の気持ちいい散歩に出かける感覚で良い。

あれこれ食後2分間ウォーキングの魅力を取り上げたが注意点もある。それはあまりにも効果を過信しすぎてはいけないということだ。もちろん、効果はしっかりあるものの「ウォーキングすれば食べ過ぎも許される」とばかりに短時間で糖質過多になれば、ウォーキングの健康効果など追いつかないダメージを受ける。あくまで血糖値スパイクを起こさない健康的な食事をする上で、さらにウォーキングで健康効果を追加するイメージを持つとよいだろう。

筆者は以前まで8000歩「連続」で歩いていたが、最近は食後に10分程度歩く「分散ウォーキング」に切り替えた。この運用変更により、健康の体感効果を楽しみにしているところである。

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