トルコで格安の歯科治療を受けた女性が恐怖の体験をし、人々に警告を発している。

 格安の治療に加え、観光も兼ねる医療観光(メディカルツーリズム)というものがある。新型コロナウイルスの世界的流行以前には、日本に中国からの医療“爆買い”客が押し寄せていたことは記憶に新しいだろう。こうした医療観光の1つに歯科治療を目的としたデンタルツーリズムがある。欧米各国では歯科医療費が極めて高いことから、シンガポール、韓国、タイ、インド、トルコなどに格安の医療を求める人が多い。

トルコの格安歯科医にとんでもない歯にされてしまった女性! 医療観光の危険性を警告
(画像=画像は「The Sun」より,『TOCANA』より 引用)

 英・ベルファストに住むアマンダ・ターナーさんも、輝くような新しい歯を格安で手に入れることを楽しみにしていた一人だ。しかし、その期待は打ち砕かれ、高騰する医療費、腫れ上がったしびれた顔、見るも無残な歯だけが残されてしまった。

 ターナーさんの顔はおたふく風邪のように腫れ上がってしまったが、これはトルコの格安歯科医院に行ったことが原因だ。彼女は格安の歯科治療を受けるためにトルコ・イスタンブールに飛び、3000ポンド(約50万円)の治療費を支払った。

 しかし、結果的に1万4000ポンド(約23万円)以上をかけて、歯を修復することになった。“安物買いの銭失い”と言う他ない。

 ターナーさんは輝くような白い差し歯を希望していた。しかし、トルコの歯科医は彼女の歯を削ってコブにし、短冊状の仮歯を何本も誤って装着。さらに、いくつかの歯を融合させるというとんでもない手抜き治療を行ったのだ。

 英紙「The Sun」にターナーさんは当時の状況を話している。

「私は歯が正しく入っていないことを感じることができました、私自身の歯は耐えがたい痛みでした。私の人生で想像したこともない痛みです。」(ターナーさん)

トルコの格安歯科医にとんでもない歯にされてしまった女性! 医療観光の危険性を警告
(画像=画像は「The Sun」より,『TOCANA』より 引用)

トルコから帰国後、ターナーさんは5日間点滴を受け、歯が「感電」しているように感じたという。

 さらにトルコから帰国するのも一苦労だったそうだ。歯の治療について苦情を言った後、あらゆる援助をストップされ、ホテルや交通機関も全て一方的にキャンセルされてしまったという。

 現在、ターナーさんの歯を治療しているChelsea Dentalのロナ・エスカンダー医師は、「彼女の歯を全て元に戻すことはできません。実際の歯にはなりません」と話している。すでにターナーさんが相談してきたときには、彼女の歯は折れていて、複数の感染症にかかり、口の中に取り返しのつかないダメージを受けていたそうだ。

 現在、彼女は安く手術を受けるためにトルコに向かうことを検討している人に、自分と同じ過ちを犯さないようにと呼びかけている。 参考:「The Sun」ほか

文=S・マスカラス(TOCANA編集部)

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提供元・TOCANA

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