4月5日、岐阜県高山市の管理釣り場・鱒蔵へと釣行した。パターン発見でニジマス100匹をキャッチすることができた釣行をお届け。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・松尾尚恭)
管理釣り場でトラウト釣り
鱒蔵は3月に今シーズンの営業が始まったばかり。だが管理人さん曰く直近の様子は厳しかったため渋いかもとのこと。「うわっ、聞かなければ良かった」と思ったのもつかの間、なんと開始2投目でファーストヒット。
「いやいや、今日は釣れるんじゃない?」と気を取り直した。
表層でバイト多数
主力オブ主力スプーンデカピット0.7gのおかげで、悪くないペースでヒット。水質はクリアで、泳いでいる魚は丸見え。
魚は表層に多く見えるが、その魚に狙いを絞って表層を引いてもいい反応はない。釣れた魚はちょっと下のレンジから食い上げていたので、カウント3ぐらいのレンジを狙って数を伸ばした。
しばらくして、スプーンには食ってこない数の多い表層の魚が気になり始めたので、プラグを投入して探ってみる。次はイーグルプレーヤー50スリムGJ、通称GJと呼ばれるミノーでマジックジャークを試すと、スプーンに食わなかった表層の魚が次々反応。
ミノーを縦に動かして誘う
ひとしきり釣ったころにライズも落ち着いたので、先ほど反応の良かったGJのマジックジャークをもう一度試す。ストップ&ゴーで潜航と浮上を繰り返すと、水面ぎりぎりにGJが浮いてきたころに魚が強く反応することに気づいた。
これが先ほどトップウオーターで釣っていたこととリンク。水生昆虫が羽化のため水面近くに上がってきた時に捕食スイッチが入っているのではないかと推測し、GJのカラーはクリアのボディにお尻だけが黒く塗られている、ケツ黒と呼ばれるもの。このお尻の部分だけが目立って虫に見えているかもしれない。
そこでGJを浮上させる時、ごくゆっくりリールを巻くことで浮上スピードを超ゆっくりにさせてみるとこれが大正解。水深10cmから水面に浮いた瞬間まででバイトが連発。
ルアーの形は小魚を模したミノーなのに、虫を意識させて食わせるという面白みが、これぞルアーフィッシングだ!と1人うれしくなった。
100匹キャッチに成功
夕方まではクランクを投げるとこれも連発。渋いかもという朝の話は何だったの?と1日通しての釣れっぷりで、終了の午後5時直前には計100匹をキャッチし、そこで納竿。
途中サクラマスも交じったため、3匹をキープし土産もバッチリ。3ケタ釣果というまれに見る爆釣劇で、大満足の釣行となった。