会社員こそ自分の身は自分で守らなければならない
「上司に言い返すことなんてできない」と感じる読者もいるかもしれない。しかし筆者が15年以上会社員を続けてきて学んだことは、必要な時には自分の意見をきちんと主張して自分の身を守らなければならないということだ。
会社組織で生きていれば正しいことをしていても、理不尽と感じる経験を避けることはできない。筆者も少なからずそう感じる経験をした。
そんな時に自分の考えをきちんと上司や同僚に主張できなければ会社にいいように使われる都合のいい人材になってしまう。
会社組織で働く以上、やるべきことはしっかりとやるべきだ。しかしやるべきことをやった上で理不尽な要求をされたのなら、残念ではあるが毅然と対応しなければならない。
会社員も自分の身は自分で守れるようにしておく必要がある。そのためにも日頃から上司に文句を言われないように仕事をすることが大切だ。その鍵は酒巻氏が言うように節目節目で上司に報告をすることにある。少なくとも筆者はそう考えている。
■
滝川 徹(タスク管理の専門家) 1982年東京生まれ。慶應義塾大学卒業後、内資トップの大手金融機関に勤務。長時間労働に悩んだことをきっかけに独学でタスク管理を習得。2014年に自身が所属する組織の残業を削減した取り組みが全国で表彰される。2016年には「残業ゼロ」の働き方を達成。その体験を出版した『気持ちが楽になる働き方 33歳大企業サラリーマン、長時間労働をやめる。』(金風舎)はAmazon1位2部門を獲得。2018年に順天堂大学で講演を行うなど、現在は講演やセミナー活動を中心に個人事業主としても活動している。
「がんばらない自分には価値がない」と感じる人ががんばらずに働く方法(滝川 徹 時短コンサルタント) どんなに仕事を効率化しても働く時間が減らない理由 (滝川 徹 時短コンサルタント) 自分よりも他人を優先する人が仕事で評価されない理由 (滝川 徹 時短コンサルタント) 昼食1000円超え問題は脳の仕組みを知ると意外と簡単に解決する (滝川 徹 時短コンサルタント) 「45歳定年」でも生き延びる独学キャリアアップ術(東福 まりこ 転職カウンセラー)
編集部より:この記事は「シェアーズカフェ・オンライン」2023年5月8日のエントリーより転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はシェアーズカフェ・オンラインをご覧ください。