ヤフー(Yahoo! JAPAN)が提供する事業者向けデータソリューションサービスは、「出生届」と検索したユーザーが、検索前1か月から検索後1年間の間に特徴的に検索しているキーワードのランキングを公開した。

ヤフー調べ、育児の「夜泣き」で男性は「原因」、女性は「対応方法」を検索
(画像=『BCN+R』より 引用)

30代男女の悩みの違いを検索キーワードから分析

 改正育児・介護休業法が、昨年4月・10月、今年4月と段階的に施行されており、男女問わず育児休暇を取得しやすい環境の整備が求められている。厚生労働省の調査によると、男性の育児休業取得率は上昇傾向にあるものの、約14%と女性に比べて低い水準となっている。2021年に「ヤフー・データソリューション」が、30代男女の悩みの違いを検索キーワードから分析した際には、子ども関連の悩みが女性に集中していることがわかった。

ヤフー調べ、育児の「夜泣き」で男性は「原因」、女性は「対応方法」を検索
(画像=「2人目 悩む」 子育てママの危機的状況を 検索データから考える,『BCN+R』より 引用)

 今回は、「出生届」と検索したユーザーが、検索前1か月から検索後1年間の間に特徴的に検索しているキーワードを抽出して分析し、男女別のランキングにまとめた。調査対象期間は2021年1月から2022年12月。

ヤフー調べ、育児の「夜泣き」で男性は「原因」、女性は「対応方法」を検索
(画像=『BCN+R』より 引用)

 調査の結果、上位は男性、女性ともに似た悩みを検索していることがわかった。また、異なるキーワードでも「いつから」「いつまで」といった期間に関する検索が多く見られ、成長にともなう変化がいつ頃起きるのかや、「お食い初め」などのイベントの実施時期を調べている様子がうかがえる。一方で、男性のみ上位に出てきていたキーワードからは、名前を出産前に熱心に考えていること、学資保険や内祝いなど出産育児の周辺情報について調べていることがわかった。

 また、男性は「夜泣き 原因」、女性は「夜泣き 対応の仕方」を検索していることから、対処しきれず悩んだ時に、男性は“どうして”を調べてその原因に合う対処を考える人が多く、女性は“どうする”を調べてまず対処する人が多いという違いがあることが推測される。

 次に、検索者を男性に絞って特徴度をランキングにした。出産前は、「逆子 いつまで」「破水 気づかない」など不安を抱えながら準備をしている様子が見て取れた。また、「陣痛 和らげる方法」など配偶者を気遣っていることがわかった。

ヤフー調べ、育児の「夜泣き」で男性は「原因」、女性は「対応方法」を検索
(画像=『BCN+R』より 引用)

 出産後は、「赤ちゃん だっこしないと寝ない」「生後一ヶ月 お風呂の入り方」「オムツ替え 暴れる おさえるコツ」など、寝かしつけやお風呂、おむつ替えなどに苦労していることがうかがえる。また、「ミルク 飲まなくなった」「赤ちゃん 寝汗がすごい」のようにミルクを飲まなかったり寝汗がすごいことへの不安を感じていることもわかった。

 なお、レポートでは、データをもとに育児経験者に話を聞いた、実際の声やデータの考察についても掲載している。

提供元・BCN+R

【関連記事】
乗り換えたい新料金プラン、1位はNTTドコモの「ahamo」
【申請編】マイナンバーカードを作ろう! 自撮り向きスマホで顔写真を撮って申請
マスクの一時置きにピッタリ! 抗菌・おしゃれな「マスクケース」まとめ
改悪続くクレカの還元 キャッシュレス決済の本命は即時決済?
デキる人はこう使う! ビデオ会議で差がつく「Zoom」の超便利テクニック