転職サイト『女の転職type』が、働く女性617人を対象に職場でのメイクの変化についてアンケートを実施しました。働く女性の“お仕事メイク”への意識は、ニューノーマルの時代を経てどう変化しているのでしょうか。
3月に新型コロナ対策としてのマスクの着用判断が個人に委ねられたことから、これまでマスクに隠されていた口元にも意識が高まっているようです。
オフィスでメイクをする理由は?
オフィスでメイクをする理由について、複数回答形式で尋ねた設問では「マナー・身だしなみ」(81%)に最も回答が集まり、2位「気分を上げる・切り替える」40.7%、3位「自分をよく見せたい」29.8%と続きました。また、オフィスでメイクが1つしかできない場合は眉(44.2%)、下地・ファンデーション(33.1%)が選ばれていることで、多くの女性が職場ではメイクをする“楽しみ”よりも、人に与える“印象”を大切にしていることがわかります。
設問:オフィス(職場)でメイクをする理由は?(複数回答形式)
設問:オフィスでメイクが1つしかできないなら、どれをする?
“脱マスク”でリップメイクが復活
設問:メイクの仕方は変わった?
通勤時のメイクの仕方についても変化を尋ねたところ、「変わらない」が55.8%と最多でしたが、「口紅(グロス)を塗るようになった」28.5%、「チークを塗るようになった」14.1%とマスクを外す機会が増えたことで隠されていた口元、頬のメイクが復活のきざしを見せています。
職場でのメンズメイクはアリ?ナシ?
男性のスキンケアやメイクがすっかり定着してきた昨今、実際にオフィスではどう受け止められているのでしょうか。職場に男性でメイクをしている人がいるかという設問では、「いる」という回答は1割以下。まだオフィスでメイクに挑戦している男性社員は数少ないようですが、ともに働く女性たちの6割以上が肯定しており、大多数の女性が男性の職場でのメイクについてネガティブに受け止めていない現状が見受けられます。
設問:職場に男性でメイクをしている人はいる?
設問:男性が職場でメイクをすることについて、どう思う?
面接の際にマスク着用はどうする?
このアンケートを行った『女の転職type』編集長・小林佳代子氏は結果を受け、企業との面接時のマスク着用についても以下のようにアドバイスしています。
職場でのメイクはマナーや身だしなみといった側面だけでなく、オンオフのスイッチにも活用できますよね。ビジネスマナーに配慮しつつも、自分らしさを取り入れたメイクやファッションで仕事を楽しみたいものです。
マスクが個人の判断となったことで、面接時のマスクも気にする方が増えてきました。対面の場合はまだマスク着用が無難ですが、Web面接の場合マスクは外した方がいいでしょう。画面越しのコミュニケーションはどうしても感情が伝わりにくいため、外した方が意欲や人柄が伝わります。また、メイクをすることで、自分に自信を持って面接に臨める効果もあると思います。Web面接時はとくに画面映りを確認し、好印象を与えられるような顔色、角度で面接に臨むことをおすすめします。
本記事に掲載した情報は『女の転職type』が実施、情報公開を行ったものから引用しています。