決算月の3月、登録車新車販売台数(商用車を除く)は33万162台で、前年同月比116%となり、3カ月連続で前年実績を上回った。好調を続ける普通乗用車は先月に引き続き、216247台(前年同月比127.1%)を登録。先月3ヶ月ぶりに前年超えとなった小型乗用車は再び前年割れ実績(113915台、同99.6%)だった。
3月のSUV、軽自動車を除いた販売登録台数首位は16167台の日産ノートがトヨタ・シエンタを抜いて久々の首位。昨年の11月以来の首位返り咲きだ。2位には前年同月比228%の14326台を登録し、3カ月首位を守っていたシエンタ。ちなみに、ノートは普通車(3ナンバー)のノート・オーラ(3月登録・7491台)と、小型車(5ナンバー)のノート(同、8676台)の合計となる。

3月は年間で最も多くの登録台数となるが、今年はTOP10の内9車種が1万台超えとなり、前年の4車種と比べ主要車種が伸長した。トヨタ・ノア/ヴォクシーはそれぞれ1万台登録を超え、10位に入ったプリウスも前年同月比186%と2倍近い9861台の登録となっている。
また、カローラはカローラクロスをSUVとして本誌では別カウントとしているが、シリーズ合計では21380台、同じくヤリスクロスを加えたヤリスシリーズでは22320台と、それぞれ2万台超えの登録実績であった。


■カー・アンド・ドライバー調べ
(※ヤリスクロス、カローラクロスはSUVとして別カウント)
- 1=ノート:16,167
- 2=シエンタ:14,326
- 3=ルーミー:12,669
- 4=フリード:12,192
- 5=ノア:10,984
- 6=アクア:10,945
- 7=ヴォクシー:10,931
- 8=カローラ:10,910
- 9=ヤリス(ヤリスクロスを除く):10,790
- 10=プリウス:9,861
- 11=フィット:9,099
- 12=アルファード:6,808
- 13=ソリオ:6,606
- 14=セレナ:5,350
- 15=パッソ:4,967
- 16=スイフト:3,359
- 17=ステップワゴン:3,052
- 18=マツダ2:2,648
- 19=デリカD:5:2,284
- 20=シビック:2,252
文・カー・アンド・ドライバー編集部/提供元・CAR and DRIVER
【関連記事】
・「新世代日産」e-POWER搭載の代表2モデル。新型ノートとキックス、トータルではどうなのか
・最近よく見かける新型メルセデスGクラス、その本命G350dの気になるパワフルフィール
・コンパクトSUV特集:全長3995mm/小さくて安い。最近、良く見かけるトヨタ・ライズに乗ってみた
・2020年の国内新車販売で10万台以上を達成した7モデルとは何か
・Jeepグランドチェロキー初の3列シート仕様が米国デビュ