島根県隠岐諸島にある“泊まれるジオパーク拠点「Entô(エントウ)」”が2023年のJAXURY AWARD 2023のSTAYジャンルで受賞した。同ホテルがSTAY[宿泊]部門で受賞するのは昨年に次ぎ2度目となる。

非日常を体感するジオパークへの旅に出かけてみよう。

隠岐ユネスコ世界ジオパーク内にあるEntô

Entôがある海士町は、2013年9月にユネスコ世界ジオパークに認定された島根県隠岐諸島の隠岐ユネスコ世界ジオパーク内に位置している。

隠岐ユネスコ世界ジオパークは世界44カ国169地域のユネスコ世界ジオパークの一員として、隠岐特有の「大地の成り立ち」「独自の生態系」「人の営み」というテーマを掲げ、雄大なジオパークの魅力を世界中へ発信している。

同ホテルは、その拠点施設として宿泊体験だけでなく、ジオパークが持つ凄みや面白みを最大限体験するために必要な情報を予習できる展示室Geo Room“Discover”も併設している。

Entô1階にあるGeo Room "Discover" (photo by Kentauros Yasunaga)

Entô1階にあるGeo Room “Discover” (photo by Kentauros Yasunaga)

また、テラスやラウンジでもジオパークにまつわる展示を行っており、リラックスしながら鑑賞することができる。

Entô1階にあるGeo Lounge(photo by Kentauros Yasunaga)

Entô1階にあるGeo Lounge(photo by Kentauros Yasunaga)

2022年に引き続きSTAY[宿泊]部門で受賞

同ホテルは2022年に引き続きJAXURY AWARD 2023のSTAY[宿泊]部門で受賞した。

審査員からは「『大自然を満喫できるホテル』は数多くあっても、『地球に泊まる』を前面に押し出している宿はあまり聞いたことがない。そういった視点で新たな価値を表現し続けている」といったコメントがあった。

一期一会の時間を楽しむ食事

同ホテルが使用する食材のほとんどは、島の生産者が作ったものや、自らの手で作ったり採集したものを使用する。

島の食材、風土や伝統にスタッフのアイデアや経験が加わり、隠岐の中でもここでしか体験できない一期一会の時間を過ごせる。

ディナーは、旬の野菜を中心とした季節のコース料理。メインは鉄板で、シェフが旬の食材を焼き上げる。

朝食は、士町産のお米、ほっとする数種のおかず、あたたかい汁物などを用意する。

ここでしか見られない風景の中に溶け込むように身を置いて、その心地よさを味わってみたい。

Entô
所在地:島根県隠岐郡海士町福井1375−1

(MOCA.O)

事前予約の2部制