殺人容疑の妻が起こした「イタコ法廷劇」が波紋を広げる! 殺された夫の霊を証言台へ
(画像=画像は「YouTube (The Star)」より、『TOCANA』より引用)

 マレーシアにて、夫を殺害した罪に問われている女性が、裁判の場で「殺された夫の霊をチャネリングして呼び出し、亡くなった夫の声を伝えて無実を主張する」という前代未聞の事態が発生、全世界から注目を浴びている。

 奇妙な法廷劇が起こったのは先週水曜日。セレンバン市で行われた、2022年1月に夫のポー・セン・ヒアップを刺殺した罪に問われている妻ラウ・セック・ヤンの公判前審問において、ヤン被告は即興で演説を行い、自分の無実を主張。裁判長が「まだ裁判は始まっていない」と忠告したが、続けてヤン被告は「亡き夫の霊にチャネリングしている」と主張、なんと口寄せで亡くなった夫を証人として出廷させたのだ。

「ポー・セン・ヒアップが話しています。妻が私を殺したのではないことを理解してください。私は死ぬ運命にあったのです」

 誰もが驚く中でヤン被告はこう宣言したが、裁判官は目の前でなされた「霊の証言」に動じることなく、今後の裁判の日程を決めるにとどめ、次回までに被告に精神鑑定を受けるよう命じた。

 もしヤン被告が本当に亡き夫の霊と交信しており、夫の死に責任がないとしても、ヤン被告は無実だと主張するだけでは弁護の助けにはならない。本当に無実であるならば、具体的な証拠や裏付けを提出する必用がある。もし本当にヒアップ氏の霊を降ろせているのだとしたら、誰がヒアップ氏を殺害した犯人なのかも語れるはずだという。

 前代未聞のこの裁判の決着がどうなるのか、気になるところだ。

参考:「The Star」「Coast to Coast AM」ほか

【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】

殺人容疑の妻が起こした「イタコ法廷劇」が波紋を広げる! 殺された夫の霊を証言台へ
(画像=『TOCANA』より引用)

文=田中尚(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

提供元・TOCANA

【関連記事】
初心者が投資を始めるなら、何がおすすめ?
航空機から撮影された「UFO動画」が公開される! “フェニックスの光”に似た奇妙な4つの発光体
有名百貨店・デパートどこの株主優待がおすすめ?
ネッシーは巨大ウナギではない! 統計的調査結果から数学者が正体を予測
積立NISAで月1万円を投資した場合の利益はいくらになる?