北海道コンサドーレ札幌は今月3日に行われた明治安田生命J1リーグ第11節で、鹿島アントラーズに0-1と敗北。この試合でベンチ外となった札幌所属DF西大伍が、古巣鹿島のプレースタイルやFW鈴木優磨がチームにもたらす違いについて語っている。
鹿島は先月15日のJ1リーグ第8節ヴィッセル神戸戦で1-5と大敗。今季リーグ戦5敗目を喫したが、先月23日に行われた第9節アルビレックス新潟戦から札幌戦まで鈴木の活躍もあり3連勝。札幌戦では前半21分に相手のミスから鈴木が先制ゴールをあげると、後半はスペースを与えない守備で札幌の反撃を阻止。試合巧者ぶりを発揮し、勝ち点3を掴んでいる。
西は5日夜、自身のYouTubeチャンネルで1本の動画を公開。札幌ドームのスタンド席から観戦していた鹿島戦を回顧しているが、鹿島が3連勝と勢いを取り戻してきた要因について「鹿島のサッカーは、多分やっている選手も楽しくはないと思う。ただ逆に言うと勝ち点を得るために楽しくないサッカーを割り切ってできるっていうのが鹿島の凄さ」と語っている。
また鹿島の戦い方については「今のサッカーはほぼ狙いのない前への放り込みなので、かなり難しい。試合をコントロールしながらという感じにはならないかなと思う。ただそれを鹿島っぽいと言われると鹿島っぽいかもしれない」
「自分のところで時間を作って味方の動きを促すようなプレーが鈴木優磨くらいしかできていない。あと2、3人できると楽になるし、コントロールできると思う」と改善点を指摘。
「どんな形であれ勝ち点を積み重ねていくことで自信を持って、自信があることでもう少しボールを繋ぐとか、相手を見ながら参加するっていうところに行ければ良いと思う」と、勝ち点を重ねている現状を前向きに捉えた上で今後の見通しを示した。