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日本代表MF鎌田大地は、今季限りでのブンデスリーガ(ドイツ1部)アイントラハト・フランクフルト退団が正式決定。今月3日に行われたDFBポカール(ドイツ国内カップ戦)準決勝では、MF遠藤航やDF伊藤洋輝ら擁するVfBシュツットガルト相手にゴールをあげて、チームの勝利に貢献した。そのシュツットガルト後、同選手はSNSを通じて現地メディアの報道に言及している。
鎌田は昨季、主力選手としてUEFAヨーロッパリーグ優勝に大きく貢献。今季もカタールW杯開催前までは公式戦で12ゴール4アシストと結果を残していたが、今年1月のリーグ戦再開以降は1ゴール1アシストと失速。移籍報道がさかんに飛び交っていたこともあり、現地メディアは同選手の低調なパフォーマンスを批判。フランクフルト退団決定後には、「彼の気持ちはフランクフルトに向いていない」と辛辣な言葉を浴びていた。
しかし鎌田はシュツットガルト戦で先発出場すると、1-1で迎えた55分に元日本代表MF長谷部誠のアシストから勝ち越しゴールを奪取。チームを決勝進出へ導き、現地メディアからも高い評価を受けている。
鎌田本人は試合後、自身のインスタグラムアカウントを更新。チームメイトやサポーターと勝利の喜びを分かち合う時の様子をアップすると、英語で「記者たちは、僕がここにいないと言っている。だけど僕は今シーズンの残り試合で、フランクフルトにすべてを捧げる。新しい歴史を作ろう」と、メディア批判を交えながらDFBポカール優勝にむけての意気込みを綴った。
なお鎌田の去就については、ドイツ誌『ビルト』が先月はじめにラ・リーガ(スペイン1部)バルセロナやアトレティコ・マドリード移籍の可能性を報道。あわせて選手サイドが「ドイツ国外移籍を望んでいる」と伝えていた。
また先月下旬には複数メディアによってポルトガル1部ベンフィカ移籍の可能性が報じられると、今月1日には移籍市場に精通するイタリア人のニコロ・スキラ記者が「ベンフィカが鎌田に5年契約を提示した」とリポート。ポルトガル紙『A BOLA』はベンフィカのオファー内容について「年俸300万ユーロ(約4億5000万円)の5年契約、契約金1200万ユーロ(約18億円)」と綴っている。