シュミット・ダニエル 写真:Getty Images

 日本代表GKシュミット・ダニエルは、直近数シーズンにわたりベルギー1部シント=トロイデンVV(STVV)の正守護神として活躍。今年夏にもSTVVからステップアップ移籍する可能性が報じられている。

 シュミットはカタールW杯開幕直前、『ユーロスポーツ』のインタビューで「ひとつの目標は、プレミアリーグでプレーすることです。ブンデスリーガやリーグアンへのステップアップが可能であれば、それもいいですね。セリエAやラ・リーガも魅力的ですけど、外国人枠があるので厳しいかもしれませんね」

 「(ブンデスリーガやプレミアリーグなどから)オファーは一度も届いていませんし、オファーが届かない理由がなんとなく分かります。もっと頑張らないといけないと思っています」と、移籍願望を告白。

 今年2月にはベルギー紙『Het Belang van Limburg』のインタビューで「どのクラブも僕に興味を示さないですし、移籍のチャンスはない。なぜかヨーロッパでは日本人ゴールキーパーの人気がありません。なぜかは聞かないでください」と語っていた。

 そんな中、『Het Belang van Limburg』は今月2日に「シュミットはSTVVとの契約を残しているが、ステップアップ移籍を望んでいる。どのクラブからオファーが来るのか様子を見ている段階だ」とリポート。移籍金を残してSTVVを退団する可能性があるという。

 シュミットは今季のベルギー1部リーグで31試合に出場し、8度クリーンシートを達成。STVVは今月23日のアントワープ戦で0-1と敗れ、11勝9分14敗の12位で今季の全日程を終えているが、失点数は「40」とリーグ5番目の少なさだ。また同選手は、FIFAワールドカップ・カタール大会(カタールW杯)に参戦したほか、今年3月に行われたキリンチャレンジカップ2試合で先発出場。森保ジャパンの正守護神定着が期待されている。