日本のボディビル競技のトップ選手たちは、初めから素質があって、もともと大きな身体をしていたのではないか? そんな疑問を解消すべく持ち上がったIRONMAN誌の人気企画「最初はみんな細かった」。今回はそれに沿い、2022年東京クラス別ボディビル選手権75㎏超級に優勝、アメリカのプロレス団体『WWE』の王者で世界的大スター、“ザ・ロック”ことドウェイン・ジョンソンに憧れた20歳、坂本陽斗選手のトレーニングに出会う前の貴重な姿を公開する。自身のモットーとして、「LIFE/SPICE(人生のスパイス)」を掲げる坂本選手。これの意味は「鶏胸肉に味付けをしないことは人生にスパイスがかかっていること」と例えたことが由来の一つだ。そんな坂本選手のビフォーアフターとは……。
・生年月日:
2003年4月6日(20歳)
・主なボディビル大会入賞歴:
2021年全国高校生ボディビル選手権優勝/2021年マッスルゲート愛知ボディビル高校生の部・ジュニアの部・75㎏以下級・クラシックフィジーク高校生の部・175㎝以下級・メンズフィジーク高校生の部・172㎝以下級優勝(7冠)/東京クラス別ボディビル選手権75㎏超級優勝
・ビフォーからアフターまでの体重の変化:
44kg→93kg
・トレーニングをはじめたきっかけ:
強くなりたいという一心で身体を中学1年生の夏から鍛え始めました。男に生まれた以上はそういった上昇意欲には逆らえず、ストイックな生活をする人に憧れ、自分も家トレから始めて、公園、市営ジム、スポーツジム、ゴールドジムという流れで現在に至ります。
・初期のトレーニング内容:
始めた当初は、現在は映画俳優で、“ザ・ロック”ことWWE王者ドウェイン・ジョンソンの週7回のトレーニングメニューを真似しておりました。トレーニング原理も分かりませんでしたが、感覚はそのころからとても良かった記憶があります。スクワットだけは高校3年生まで5年間、全くやっておりませんでした。
・初・中級者トレーニーへのメッセージ:
今やっているトレーニングを、人に納得がいくように説明できるようになると良いと思います! 言語化できれば、自分のトレーニングもアップデートが可能になります!
取材:FITNESS LOVE 撮影:中島康介(大会)写真提供:坂本陽斗