デコトラブームは様々なド派手装飾文化を生んだ

シガーソケットにつける「水中花」がデコトラブームの中で人気を集めましたが、そのほかにもデコトラブームによって、さまざまな内装が装飾されていきました。
シガーソケットの装飾として人気だった水中花は、実はシフトノブの装飾としても人気がありました。シフトノブはシガーソケットよりも大きいため、より多く花や鮮やかな装飾が可能でした。シガーソケットで利用した時とは異なりライトで光ることはありませんでしたが、その存在感は大きく、魅力的で現在でもネットで取引されています。
そのほかにも、豪華な内装や本格的なカーオーディオ、シャンデリアに換えた室内灯など、デコトラの「デコレーション」は様々な方面で発展していきました。
運転席後部の寝台回りを自分好みにお洒落にすることが、当時のトラックドライバーの楽しみの一つだったのです。長時間クルマに乗るトラック運転手にとって、充実した室内空間は仕事へのモチベーションにも大きく繋がったのだと思います。
このように、デコトラは多くのトラックドライバーにとって魅力的でしたが、改造車に対する取り締まり強化によって見かける回数も減ってきました。
しかし、豪華な内装やくつろぎの車内空間は、昨今人気のキャンピングカーやバンライフでも人気のカスタム。デコトラという派手な装飾文化は、実用重視のカスタムへと移り変わっているのかもしれませんね。
文・MOBY編集部/提供元・MOBY
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