ホンダは2023年4月20日、ドイツのニュルブルクリンク北コースで、シビック TYPE Rで恒例となっている性能評価のための走行テストを実施し、FFモデルで最速となる7分44秒881のラップタイムを記録したと発表した。この記録によりフルモデルチェンジをしたシビックTYPE Rの運動性能が先代モデルに比べより一段と向上していることをアピールしている。

ホンダ「シビック TYPE R」ニュルでFF最速の7分44秒881のラップタイムを記録
(画像=『AUTO PROVE』より 引用)

現行のシビック TYPR Rは、旧型TYPE Rをベースにして細部を熟成、チューニングすることで性能を向上させている。

エンジンは、ターボチャージャーの改良などにより出力、トルクを向上。同時にフロントグリル開口面積の拡大や、ラジエーターの有効開口面積の拡大などにより、冷却性能、空力性能を向上させている。

ホンダ「シビック TYPE R」ニュルでFF最速の7分44秒881のラップタイムを記録
(画像=『AUTO PROVE』より 引用)
ホンダ「シビック TYPE R」ニュルでFF最速の7分44秒881のラップタイムを記録
(画像=『AUTO PROVE』より 引用)

またボディ全体の空力性能も細部まで改良され、特にダウンフォースを強化し、高速走行時のグリップ力や安定性を向上させている。

ホンダ「シビック TYPE R」ニュルでFF最速の7分44秒881のラップタイムを記録
(画像=『AUTO PROVE』より 引用)

そしてタイヤに関してはニュルブルクリンクでのタイムアタックのためにミシュランと共同開発を行ない、タイヤ側面にホンダを示す「H0」マークが刻まれた「PILOT SPORT CUP 2 CONNECT(パイロット スポーツ カップ 2 コネクト)」を装着。FF車の特性と合わせながらドライグリップ性能を大幅に高めることで記録を達成している。なおタイヤサイズは、265/30R19(93Y)XL H0である。

提供・AUTO PROVE

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