グローバルアートマーケットプレイス「TRiCERA ART(トライセラアート)」に、アートコレクターが自身の所有アート作品を「TRiCERA ART」のオンラインギャラリー上で売却することができるリセール機能が新たに追加された。

自宅にアート作品が眠っている人は、このGW中に出品審査を依頼してみては?

現代アーティストの作品を取り扱うオンラインギャラリー

「TRiCERA ART」は世界126カ国以上の現代アーティストによる絵画・写真・彫刻を取り扱うオンラインギャラリー。現在販売中の現代アート作品は約82,000点を記録するグローバルなアートマーケットプレイスだ。

国境を超えたアート取引においては、多言語での作品説明や価格交渉、出荷や配送(美術品の専門配送)、国際間決済、返品手配など数々のハードルが存在する。

同サービスは、8か国語翻訳機能や多言語でのカスタマーサポート体制に加え、真贋証明書付きで全世界送料無料という明瞭なシステムを提供し、一気通貫でアートの国際間取引をサポートしている。

アーティストは出品するだけで活躍のフィールドを広げられ、アートファン(ユーザー)は、これまでローカルなギャラリーでは出会えなかった世界中のアーティストやその作品を購入することができる。

「TRiCERA ART」のリセールの仕組み

ここで、新機能であるリセールの仕組みについて説明したい。

アート作品の売却までは非常に簡単だ。出品者は、事前の出品審査を通過したら、あとは「TRiCERA ART」へ作品を送るだけ。面倒な写真撮影や梱包、オンラインギャラリーへの掲載作業は同ギャラリーが実施する。

同ギャラリーがすべての作品の審査を行うことで、流通する作品の品質が担保され、購入者にとって安心・安全の購入体験が提供される。

また、販売手数料は9%と、従来のオークションより低い。さらに、出品作品の一部作家へは、売約時に還元金が発生することとなっており、「アーティストのキャリア形成支援」を目指す。

作家の価値向上につながる二次流通市場の改革

日本のアート市場シェアは世界で僅か1%。その一因として、日本は二次流通市場において、未発展であることが挙げられる。世界シェア45%を誇るアメリカでは、二次流通での取引が50%を占める。二次流通市場が成熟している欧米・中国と比較すると、日本のコレクターは「購入した作品を所有し続ける」ことが多いそうだ

「TRiCERA ART」は、このことが日本作家のキャリア成長を妨げているという。

作家のキャリア成長において、世界に進出するためには「二次流通市場で作品が売買され資産的価値がつく」ことは必須である。

同ギャラリーは、本来二次流通市場で評価されるべき作家の作品の流通を活発化させることが必要だという。

所有アートがオンラインギャラリー上で売却できるリセール機能を開始した「TRiCERA ART」に注目してみては。

TRiCERA ART

(角谷良平)