連続ヒットで1kg級

船長はイケスに放り込むと潮上りを行った。もう一度同じポイントを流し始めると、すぐティップが震えた。連続ヒットだ。引きが弱く、難なく上がってきたのは1kg程度の本命だ。時刻は7時45分。早い時間の連続ヒットに期待は膨らむものの、船全体としては連鎖もなく、渋い状態が続いた。

時間は経過するものの、全く反応はない。徐々に風が収まってきたのでポイントを移動。正午ごろ、ティップに久しぶりの反応があり、すかさず落とし込んでもう一度シャクリを入れるとイカパンチ。アワセを入れたが、ヒットしなかった。

厳しい状況で良型確保

そして船長は湾内に船を進め、期待のキャスティングを始めた。思ったより風が強く、また潮の流れと風の向きも悪く、エギがミヨシ方向に流されてしまう。

ティップランエギング釣行で2kg級アオリイカ手中【三重】キレあるダートが肝キャスティングで使用したエギ(提供:週刊つりニュース中部版APC・伊藤明洋)

隣のアングラーと協力し合いながら交差してキャスティングしたが、反応はない。諦めかけていた時に隣のアングラーにヒット。ミヨシの船べり下でヒットさせた。1kg弱だったが、右舷で私がタモ入れを行った。

この後午後2時まで粘ったものの、残念ながらノーヒット。船中4匹と極めて厳しい春イカ釣行となった。桟橋で検量すると、2270gと久しぶりの2kgアップ。厳しいなかで釣ることができたのは、名手の釣り方を参考にできた賜物だと思っている。

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<週刊つりニュース中部版APC・伊藤明洋/TSURINEWS編>

▼この釣り船について
出船場所:志摩市片田
この記事は『週刊つりニュース中部版』2023年4月21日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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