レディスファッションを中心に取り扱うショッピングビルのアブアブ上野店(ABAB UENO)が、2024年6月30日をもって閉店することを発表した。理由は建物の老朽化で、1945年10月28日の創業から78年以上にわたって紡いできた歴史に幕を下ろすこととなる。
アブアブ上野は、上野恩賜公園やアメ横などにほど近い場所に位置し、若い女性向けのアパレルやファッション雑貨を扱ってきた。運営は、大正時代に赤札堂洋品店として創業した小売業者のアブアブ赤札堂。同社が展開するスーパーマーケット「赤札堂」は現在都内で9店舗展開しているが、ファッション専門店の「アブアブ」は数を減らし、上野店の1店舗のみが残っている状態だった。
現在アブアブ上野には、「ワコール(Wacoal)」や「ハニーズ(Honeys)」などのレディスブランドや、390円均一の雑貨店「サンキューマート(THANKYOU MART)」などのテナントが入居している。来年6月の営業終了までには「感謝イベント」などの実施も予告されている。
戦後間も無く開業し、地域に長年根ざしてきたアブアブ上野店の閉館は、上野の街の景色を大きく変えることになるだろう。
文・茂木美櫻/提供元・SEVENTIE TWO
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