高級の先をゆく“ニッポン靴”の新境地。

この春、三陽商会が展開する紳士靴ブランド「三陽山長(さんようやまちょう)」が、“上質の限界を突き詰める”をスローガンに掲げ、上級ライン「匠」シリーズのさらに上をゆく最高級コレクション「極(きわみ)」シリーズを発売。

三陽山長6店舗および同社の直営オンラインストア「サンヨー・アイストア」にて販売をスタートした。

三陽山長の最高級コレクション「極」

「極」は靴作りの原点である“素材”を世界最高峰のタンナーから選び抜き、それを日本最高峰の「匠」仕立てによって形にしたシリーズ。

今回発売されるファーストコレクションは、ストレートチップ「極 友二郎(きわみ ともじろう)」、スキンステッチUチップ「極 勘三郎(きわみ かんざぶろう)」、スキンステッチローファー「極 弥七郎(きわみ やひちろう)」の3モデルとなる。価格は各165,000円(税込)。

早速、それぞれの特徴を詳しくみていこう。

抑制美の内からオーラがにじむ「極 友二郎」

「極 友二郎」は、ブランドを代表するマスターピース「友二郎」を極上品質で表現した一足。

王道で普遍の黒ストレートチップながら、土踏まず部分をグラマラスに絞り込んだ「セミベヴェルドウエスト」や、カカト部分を一枚革で形成した「シームレスヒール」など、高度な職人技を随所に宿している。

ここまでは「匠」シリーズと同様の仕様だが、「極」シリーズでは日本職人の美学を表す「ヤハズ仕立て」や、繊細な技巧美が光る「カールエッジ」を採用して、いっそう研ぎ澄まされた表情に。

水シボが浮かぶ「マロカーフ」ともあいまって、ベーシックながら格別のオーラを放つ一足が完成した。

抜群の汎用性を誇る「極 勘三郎」

「極 勘三郎」は従来の「勘三郎」から表情を一新。トウ周りにボリュームをもたせた木型「R2021」を採用することで、より重厚でカジュアル使いしやすい一足に仕上げた。

同木型の特徴は、質実剛健なフォルムからは想像できないほどのフィット感。ヒールカップが小さめで、足を包み込むようにホールドするため、一般的なカジュアルシューズとは一線を画すような履き心地となっている。

底周りは「ダブルウェルト」仕様で重厚な雰囲気に。さらに「スペードソール」が流麗な曲線美を演出し、最高の汎用性を叶えた。

「極 弥七郎」は極上のフィット感が魅力

本来カジュアルシューズに属するローファーだが、「極 弥七郎」はスーツの足元にも最適だ。

同モデルは、きめ細かな「マロカーフ」の美しさをさらに引き立たせるため、手縫い技の最高峰「スキンステッチ」、後ろ姿もエレガントな「シームレスヒール」、曲線美あふれる「セミべヴェルドウエスト」といった最高級の仕様を採用。

ローファー用木型「R2010S」を使用し、甲部分を低めに、ヒールカップはさらにコンパクトにしてホールド感を高めることで、抜群のフィット感を実現した。柔らかな「フレキシブルグッドイヤーウェルト製法」ともあいまって、まさに極上の履き心地を味わえる。

いずれも、一足所持し大切にケアすれば一生ものとして使える靴ばかり。「ここぞ」というときの勝負靴にもおすすめだ。

(IKKI)

[直営店]日本橋髙島屋S.C.店、東京ミッドタウン八重洲店、東京ミッドタウン日比谷店、玉川髙島屋S・C店、ミッドランドスクエア店[百貨店]伊勢丹新宿店での販売