盆栽を世界に伝える集団「TRADMAN’S BONSAI(トラッドマンズ ボンサイ)」は、5月7日(日)・8日(月)の2日間、京都の「両足院」を舞台に、関西初となる展覧会「TRADMAN’S BONSAI×LAND ROVER」を開催する。
歴史ある美しい建築と、伝統と革新が共存する盆栽の融合は、観る者を非日常へと誘うだろう。
盆栽師・小島鉄平氏率いる「TRADMAN’S BONSAI」
「TRADMAN’S BONSAI」は、日本の誇り高い文化である盆栽を世界に伝えるというミッションのもと、2015年に結成。伝統を守りつつ、既成概念を超えた発想で盆栽の新たな魅力を創出する。
これまで、唯一無二の世界観で“盆栽のある空間”を演出し、「Dior」「VALENTINO JAPAN」「NIKE」など、さまざまなブランドとの異色のコラボを実現してきた。
そんな彼らを率いるのは、盆栽師・小島鉄平氏。
音楽やファッション、タトゥーなど、ストリートカルチャーの影響を受け、そこからインスパイアされたデザインを盆栽に落とし込む。「伝統とは革新の連続」という信念を胸に、盆栽を通じて老若男女へ、そして世界へ“日本の格好良さ”を発信している。
名車にインスパイアされた盆栽を「両足院」で披露
同展覧会は、小島氏のランドローバー・ディーラー・アンバサダー就任記念イベントとして、ランドローバーの正規ディーラーである八光エルアールと共同開催する。
ランドローバーから着想を得た盆栽、鉢には人気陶芸家の作品も
展示する盆栽は、ランドローバーにインスパイアされ、古き良き伝統は守りながらも、革新的な鉢とともに命を吹き込んだ十数作。盆栽の代表的な樹種「黒松(クロマツ)」、一芽から五本の葉が出ている「五葉松(ゴヨウマツ)」、松盆栽と人気が二分される樹種「真柏(シンパク)」、日本の秋の風物詩「紅葉(モミジ)」などが披露される。
このうち数鉢には、個展へ来場する権利すら入手困難と言われる陶芸家・田島浩司氏が手がけるライフスタイルブランド「RAW LIFE FACTORY(ローライフファクトリー)」の陶芸作品を採用した。
日本庭園を臨む方丈や茶室に展示、小島氏の在廊も
舞台は、日本庭園が京都府指定名勝にも選ばれている「両足院」。その日本庭園を臨む、息をのむほど美しい方丈や茶室に、美と技が息づくアートのような盆栽を配し、一般公開する革新的なアートイベントとなる。
なお、展覧会当日は、小島氏も何度か在廊するようだ。
日本古来の美しい空間に、伝統と革新が共存した盆栽が並ぶ同展覧会は、貴重な景色を見せてくれるだろう。
TRADMAN’S BONSAI×LAND ROVER
日時:5月7日(日)12:00~17:30、8日(月)10:00~15:00
会場:両足院
所在地:京都府京都市東山区大和大路通四条下る4丁目小松町591
入場料:両足院の拝観料1,000円
(Higuchi)