Netflixオリジナルのおすすめ映画 6選
Netflixではオリジナル映画の製作にも力を入れており、作られた作品の多くが劇場で公開された直後にNetflixで独占配信されています。最近だとアカデミー賞4部門にノミネートされた 『ドント・ルック・アップ』が話題になりました。
そのようなNetflixオリジナル映画の中からおすすめの映画をご紹介します。
ボクたちはみんな大人になれなかった | 「エモい」恋愛映画の代表作
『ボクたちはみんな大人になれなかった』は夢を諦め社会と折り合いをつけながら生きている40代の男が、20代の鮮烈な恋愛を今もなお消化できずに振り返るほろ苦いラブストーリー映画です。
ポケベルや小沢健二、ラフォーレ原宿、ノストラダムスの大予言など90年代のカルチャーが随所にちりばめられており、懐かしくもエモい仕上がりの映画となっています。
・監督:森義仁
・出演:森山未來、伊藤沙莉、東出昌大
・2時間 4分
ミッチェル家とマシンの反乱 | アニー賞8冠の迫力3Dアニメーション映画
『ミッチェル家とマシンの反乱』は近所でも有名な変わり者のミッチェル一家が、カリフォルニアの映画学校に合格が決まった娘のケイティを大学まで車で送り届ける家族ドライブ旅行中に、ロボットの反乱に巻き込まれて人類を救う使命を負うというSFコメディ映画です。
ソニー・ピクチャーズが制作し、クリエイター陣に『スパイダーマン:スパイダーバース』や『LEGOムービー』のフィル・ロードとクリストファー・ミラーを揃え、ポップで迫力ある3Dアニメ映像が見応えあります。
・監督:マイク・リアンダ
・出演:ダニー・マクブライド、アビ・ジェイコブソン、マーヤ・ルドルフ
・1時間 54分
ドント・ルック・アップ | 笑うに笑えない地球滅亡ブラックコメディ
『ドント・ルック・アップ』は2人の天文学者が巨大彗星が地球に衝突する可能性を発見し、大統領を始めとする関係機関やメディアへその危険性を必死に訴えるものの、まったく取り合ってもらえず、そうしたなかでも地球の危機は刻一刻と迫っていくSFブラックコメディ映画です。
地球の危機を訴える天文学者をジェニファー・ローレンスとレオナルド・ディカプリオがダブル主演しており、監督・脚本は『俺たちニュースキャスター』のアダム・マッケイです。主演以外もキャストがとにかく豪華で、大統領役のメリル・ストリープ、テレビ司会者役のケイト・ブランシェット、補佐官役のジョナ・ヒルをはじめ、ティモシー・シャラメ、アリアナ・グランデ、マーク・ライランスらが出演しています。
地球滅亡の危機を前に人間の愚かさをリアルに描き出す本作に、地球温暖化など現実的に起こっていることへの対応を考えさせられます。
・監督:アダム・マッケイ
・出演:レオナルド・ディカプリオ、ジェニファー・ローレンス、メリル・ストリープ
・2時間 18分
グレイマン | 正統派アクション大作
『グレイマン』は所属組織であるCIAに裏切られ命を狙われる、CIAの元雇われ工作員の逃亡と闘いを描くアクションスリラー映画です。監督を務めるのは『アベンジャーズ』シリーズなどのアンソニー・ルッソ&ジョー・ルッソ兄弟、主演はライアン・ゴズリングです。正統派アクション大作映画と呼べる本作ですが、とくにプラハの路面電車でのアクションシーンは圧巻です。
2022年7月に公開され、監督であるルッソ兄弟は『グレイマン』の世界をさらに拡大させる計画を持っているそうで、すでに続編とスピンオフの制作も予定されています。
・監督:アンソニー・ルッソ&ジョー・ルッソ
・出演:ライアン・ゴズリング、クリス・エヴァンス、アナ・デ・アルマス
・2時間 9分
浅草キッド | 北野武の自叙伝を劇団ひとり監督で映画化
『浅草キッド』は、テレビの普及とともに演芸場に通う人々が少なくなりはじめた頃の物語。ビートたけしが個性と才能に溢れる仲間達と出会い、成長していく様子がノスタルジックに描かれています。
心を揺さぶられるビートたけしの生きざまを楽しむほか、ビートたけし役になりきっている柳楽優弥さんに注目してみるのもおすすめです。
・監督:劇団ひとり
・出演:大泉洋、柳楽優弥、門脇麦
・2時間2分
tick, tick… BOOM! : チック、チック…ブーン! | ミュージカル映画の新たな金字塔
『tick, tick… BOOM! : チック、チック…ブーン!』は、人気のミュージカル『RENT/レント』の作者の実話をもとにした映画です。テーマはタイムリミットで『tick, tick… BOOM! : チック、チック…ブーン!』というタイトルは、30歳というタイムリミットが迫る音を表現しています。
『tick, tick… BOOM! : チック、チック…ブーン!』は、ミュージカル系が苦手な人にもおすすめ。何気ない日常の風景から、自然にミュージカルに変わるため『急に場面が代わって没入できなかった』という心配もないでしょう。
・監督:リン=マニュエル・ミランダ
・出演:アンドリュー・ガーフィールド、アレクサンドラ・シップ、ヴァネッサ・ハジェンズ
・1時間55分
ナイブズ・アウト:グラス・オニオン | 豪華キャストが揃ったミステリー映画
『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』の舞台となるのはギリシャ。クセのある登場人物たとが巻き起こす事件を、主人公『ブノワ』がキレキレの推理で紐解きます。
『ナイブズ・アウト:グラス・オニオン』は、シビアなストーリーなのにも関わらず、軽快に楽しめるのが魅力。痛快な推理と適度なコミカルさが絶妙なバランス感となっており、笑いながら鑑賞できる1本となっています。
・監督:ライアン・ジョンソン
・出演者:ダニエル・クレイグ、エドワード・ノートン、ジャネール・モネイ
・2時間19分
Netflixのおすすめドキュメンタリー 3選
映画やドラマの影に隠れがちですが、Netflixではドキュメンタリーも制作や配信を行っています。最後に、Netflixのドキュメンタリーシリーズからおすすめの3作品をご紹介します。
TINDER詐欺師:恋愛は大金を生む | 女性から10億円以上を騙し取った詐欺師を追う
『TINDER詐欺師:恋愛は大金を生む』は自家用ジェットで世界中を飛び回るダイヤモンド王子のふりをして、ネットで出会った女性たちから10億円以上をだまし取った詐欺師の男の実態を暴くドキュメンタリー映画です。
詐欺師に騙された女性の生々しい証言や、実際のメッセージや音声などを織り交ぜた映像は一気に引き込まれること間違いなしです。ちなみに詐欺師はすでに逮捕後釈放され、今も彼の名前を検索すると豪華な生活をInstagramから垣間見ることができます。すごいですね。
・監督:フェリシティ・モリス
・1時間 54分
FYRE: 夢に終わった史上最高のパーティー | 余りのずさんさに唖然!大失敗に終わった音楽フェスのドキュメンタリー映画
バハマ諸島のリゾート・アイランドを貸し切り、豪華な食事や音楽、スポーツを楽しめると謳って開催された音楽フェス「ファイア・フェスティバル(Fyre Festival)」。ところが島に到着した参加者に用意されていたのは粗末な食事と水浸しのマットレスでした。出演アーティストは来ずフェスは大失敗、1日で中止になるも多くの参加者が島に取り残され、主催者が詐欺の容疑で逮捕されるなど大炎上に発展したファイア・フェスティバルの裏側に迫ったドキュメンタリー映画が『FYRE: 夢に終わった史上最高のパーティー』です。
もうこれが本当にあったことなの?と唖然としてしまいますが、あまりのずさんさと酷さに笑えてくる夏にお薦めのドキュメンタリーです。
・監督:クリス・スミス
・1時間 37分
ジェフリー・エプスタイン 権力と背徳の億万長者 | 被害者の勇気ある証言にエールを
『ジェフリー・エプスタイン 権力と背徳の億万長者 | 被害者の勇気ある証言にエールを』は、2019年未成年の少女数十人を性的に搾取した疑いで逮捕されたものの、拘留中の独房で謎の死を遂げたアメリカの大富豪ジェフリー・エプスタインの実態を、被害者たちの勇気ある証言とともに検証するドキュメンタリーシリーズです。
もともと少女だった女性たちが巧妙に性的搾取の罠へ絡めとられていった証言に胸が苦しくなるものの、虐げられてきた女性たちが立ち上がり証言を始めたことを応援したくなる一作です。
・監督:リサ・ブライアント
・1シーズン全4話