日本にいながらスペインの人気店の雰囲気を体感できる、夢の企画が実現。

バルセロナのスピークイージーバー「Bobby’s Free(ボビーズフリー)」と、東京・市ヶ谷のバー「Abajo(アバッホ)」がコラボレーション。Bobby’s Freeポップアップバーが4月24日(月)にオープンした。

開催期間は7月10日(月)まで。この約2か月半の間に、日本でスペインのスピークイージー体験をしてみては。

今年オープンしたスパニッシュなバー「Abajo」

Abajoは2023年2月にオープンした、ジャパニーズウイスキーやワイン、希少なスピリッツ、テキーラなどを楽しめるバーだ。

Abajoを監修するのは、世界の美食家から注目されるモダン・スパニッシュの先駆け「Restaurant Sant Pau(サンパウ)」でヘッドシェフなどを歴任したジェローム・キルボフ氏。

2020年、東京・広尾にスパニッシュバル「グラシア」をオープン、2022年には市ヶ谷に「ティンガナ」と鎌倉に「ミ・カサ」をオープンするなど、日本にスペインの食文化を伝える。

禁酒法時代の秘密酒場がコンセプト「Bobby’s Free」

一方、バルセロナのカタルーニャ広場近くに位置するBobby’s Freeは、地元バルセロナっ子も「一度は行ってみたい」と熱望する人気のカクテルバーだ。

1920年台にアメリカで禁酒法が試行されていた頃、密かに市民がお酒を楽しむことができた店“Speakeasy”(スピークイージー=秘密酒場)をコンセプトとしている。表向きは床屋だが、秘密のパスワードを告げるとバーに案内されるという仕組みだ。

実はジェローム・キルボフ氏と、Bobby’s Freeシェフオーナーのエリック・バセット氏は10年来の友人。2人ともフランス人でありながら、スペインに深く関わる仕事をしているという共通点がある。

今回エリック氏は初めての日本、ジェローム氏は初めてのバー監修であり、似た境遇の2人は、今回のポップアップが互いに良い刺激になると考え、コラボに至ったという。

スペインの雰囲気を演出する数々の演出

期間中は、スペインからやって来るBobby’sチームのリディアさんとローラさんが、日本をイメージしたここでしか味わえないスペシャルなカクテルや、スペインでも人気のカクテルを振る舞う。

「Bobb’s Kiss / Bobby’s Dry Gin – Luxardo Maraschino – Dark Cacao Liqueur – Strawberry Purée – Orgeat」は、グラスのまわりについたココアパウダーとストロベリーを感じるカクテルを一緒に飲むと、まるでボンボンショコラを食べているような感覚になる1杯。

「Movie Pop / Bobby’s Dry Gin – Luxardo Maraschino – Dark Cacao Liqueur – Strawberry Purée – Orgeat」は、見た目は映画館にあるポップコーン、その下に隠されている少し甘めのカクテルと一緒に食べて楽しむシークレットカクテルだ。