アレンザホールディングスの2023年2月期の連結決算は、売上高に相当する営業収益が1491億円、営業利益が53億円となった。当期から「収益認識に関する会計基準」等を適用しているために、前期同期比の発表はしていないが、決算補足資料によると、適用前の計算で営業収益は1583億円としているので、前期(1569億円)から約14億円の微増。同様に営業利益は約10億円減の減益となった模様だ。期中にホームセンター業態の新店4店舗(退店2店舗)、ペットショップ同4店舗(同1店舗)、プロショップ同1店舗の出店を行った。

セグメント別の営業収益は、ダイユーエイトが459億円、タイムが161億円、ホームセンターバローが574億円、アミーゴが205億円だった。それぞれの既存店ベースの売上高前年同期比は、ダイユーエイトは0.1%増、タイムは3.3%減、ホームセンターバローは2.0%減、アミーゴは3.0%減。
24年2月期の通期予想は、営業収益1540億円(前年同期比3.2%増)、営業利益 59億円 (同9.4%増)、経常利益 62億5000万円(同5.6%増)、当期純利益 36億5000万円(同34.8%増)を見込んでいる。
提供元・DCSオンライン
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