アイウェアセレクトショップ「POKER FACE(ポーカーフェイス)」が「JULIUS TART OPTICAL(ジュリアスタートオプティカル)」の代表モデル「AR」の別注カラーを発表。4月28日(金)より販売をスタートする。
既存のカラーラインナップとは全く異なるムードを醸し出すサングラスとなっている。
1950年代のアメリカを彷彿させるノスタルジックな仕上がり
1950年代初頭にアメリカで創業したタート・オプティカル・エンタープライズ社の創立者、ジュリアス・タートさんの意思を継ぐブランド「ジュリアス タート オプティカル」。
1970年代でその歴史に幕を閉じたと言われる同ブランドだが、仮に80年代以降も継続していたら?という仮説をポーカーフェイスのバイヤーチームが立て、様々な歴史的背景を読み解き誕生したのが、この別注カラー“グレースモークブラックブロウ”である。
別注モデルの制作は、同ブランドのディレクターであるタミー・オガラ氏の協力のもと生地探しから始まった。そして、国産で最高級の生地を生産するメーカー、タキロン社の特注アセテートで何色もあるグレー生地の中から、わずかにブルーがかった独特な表情のグレーカラーをチョイス。
この生地をベースに同じくタキロン社の艶やかなブラックの生地を重ね、フロントを段落ちさせる1950年代のアメリカで流行したクラシックなブロウスタイルに仕上げている。
ブラックとグレーのシックな組み合わせのツートンカラーは、当時のタートオプティカルでは存在が確認されていないカラーのはずだが、まるで80年代あたりに存在していたかのよう。そんなどこかノスタルジックな雰囲気を感じる仕上がりになっている。
新しいファッションスタイルを生み出すシックな色合い
また、50年代のアメリカ製のフレームに多く見られるテンプルの長さを示すサイズスタンプを特注で押印。当時のタートはテンプルの長さまで細かく管理されていたためこのような表記が入っていたが、これもまた現行品にはない嗜好性の高いギミックだ。
サイズバリエーションは3サイズでの展開にし、レンズサイズ44mm、ブリッジ幅24mmについては、ノーズパッドカスタムを行っている。ビンテージタートの黄金比と言われながらも、広めのブリッジではフィッティングがしづらいサイズだが、パッド形状をより高くすることで掛けやすさもキープした。
サングラスバージョンのレンズには、フレームカラーと同じく青みがかったグレーのGR45カラーを採用。程よく目が透けるミドルカラーである。
ブラックとグレーのシックな色合いの「AR」が醸し出す雰囲気は、既存カラーとも全くムードが異なる。そのため、80年代のノスタルジックな雰囲気を再現しつつも、新しいファッションスタイルを生み出すことができるだろう。
(akihiro takeji)