近開と所の桜が満なった3月26日(日)、乗っ込みクロダイ狙いで磯フカセ釣行へ出かけた。51cm大型を筆頭に良型クロダイにメジナ乱舞となった爆釣の模様をお届けしよう。

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(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース関東版APC・澤田朝寛)

磯フカセ釣りで51cm筆頭に良型クロダイ12尾【千葉・富浦】乗っ込み本番到来

乗っ込みクロダイ狙い磯フカセ釣り

当日は午後から本降りの予報だったので、富浦旧港から近い逢島に向かう。富浦旧港には釣りを楽しむグループがいたが、逢島には誰もいないのでゆっくり準備。

磯フカセ釣りで51cm筆頭に良型クロダイ12尾【千葉・富浦】乗っ込み本番到来富浦逢島の地磯(提供:週刊つりニュース関東版APC・澤田朝寛)

釣り場に着くと、まだ雨が降ってなく、風も弱いので釣りやすそう。前日の雨の影響で少し濁りが入っており、クロダイ狙いには好条件だ。遠投性と視認性がよい「エイジアマスターピース01」を使用した全遊動仕掛けでスタート。

コマセを打って本命を待つ

磯際を中心にコマセを撒きながら仕掛けを振り込むと、エサ取りは少ないようで、付けエサが残ってくる。そこで、コマセをウキ周囲にガンガン打って本命を寄せる。

しばらくするとエサ取りが出てきたようで、オキアミが残らず、ハリもときどきなくなってしまう。潮はいい感じで動いているので辛抱強く待ち続けるが、アタるのはフグばかり。厄介なエサ取りの出現に苦労するが、遠投すると付けエサが残るので、コマセを足元へ数回撒いてから遠投して狙う。

38cmクロダイ顔出し

仕掛けを張り気味に丹念に狙っていると、ウキがユラユラと消えていった。待望のアタリに、ひと呼吸おいてから大きくアワセる。竿を起こすと、グングンとクロダイらしい引き。足元のハエ根や海藻に注意して慎重に魚との間合いを詰めると、海中にギラリと銀色に輝く姿を確認。完全に弱ったところでタモ入れしたのは38cmクロダイ。

クロダイとメジナが連発

磯フカセ釣りで51cm筆頭に良型クロダイ12尾【千葉・富浦】乗っ込み本番到来逢島で連続ヒットしたクロダイ(提供:週刊つりニュース関東版APC・澤田朝寛)

このサイズは群れでいることが多いので、手早く魚をキープして同じ場所を狙う。すると、ほどなくして連続ヒットとなり、短時間に30~42cmクロダイとメジナを3尾ずつ追加。手返しよく次を狙う。

磯フカセ釣りで51cm筆頭に良型クロダイ12尾【千葉・富浦】乗っ込み本番到来逢島で釣れたメジナ(提供:週刊つりニュース関東版APC・澤田朝寛)

下げ潮になるとエサ取りが少なくなったが、しばらくアタリがない時間が続く。ウキの周囲にコマセをガンガン撒いて本命からのアタリを待つ。

51cmの良型クロダイ浮上

遠投したり、沈み根の周囲を丹念に攻めていると、ウキがユラユラと消えていった。一呼吸おいてから大きくアワセると、魚は重量感のある突進を見せ、グイグイ竿を絞り込んでいく。慎重に突進を止め、魚との距離を詰めていくと、海面に大きな波紋を上げながら良型クロダイの姿を確認。タモ入れして検量すると51cmだった。

磯フカセ釣りで51cm筆頭に良型クロダイ12尾【千葉・富浦】乗っ込み本番到来逢島で釣れた約51cmのクロダイ(提供:週刊つりニュース関東版APC・澤田朝寛)

時合いを意識して再開。すると、ほどなくしてウキがスルスルと海中に消えていったので、頃合いを待って大きくアワセる。重量感のある引き込みに、良型を確信。グングンとクロダイ独特の感触が竿先に伝わってくる。慎重に竿を操作してゆっくり浅瀬に誘導。滑る足場に注意しながらタモ入れしたのはきれいな姿をした45cmクロダイ。

その後、さらに本命をポツポツ追加したが、次第に雨脚が強まり、潮位が下がって釣りづらくなってきたので、足元を洗い流して納竿。