BMW320d xドライブ・ツーリングMスポーツ 715万円/メルセデス・ベンツC220dステーションワゴン・アバンギャルド 705万円 試乗記

(画像=BMW320d・xドライブ・ツーリングMスポーツ。現行G21型は2019年に日本上陸。2022年9月にマイナーチェンジを実施し各部リファイン。最新型は渋滞時ハンズオフ機能標準、『CAR and DRIVER』より引用)
今や3シリーズとCクラスがBMWとメルセデスの憧れの中心

(画像=メルセデス・ベンツC220dステーションワゴン・アバンギャルド。現行S206型はすべての面で上級化。かつてのEクラスに匹敵するブランドの中核モデルに成長、『CAR and DRIVER』より引用)
SUV人気が高まってきた中でも、BMW3シリーズとメルセデスCクラスなど、いわゆるDセグメントに属する欧州製ワゴンは根強く支持されている。ドイツ製の両車はセダンのイメージが強いが、実はずいぶん前からセダンとワゴンの販売比率は同程度である。
G21型3シリーズ・ツーリングは、2019年9月に日本仕様が発表され、2022年9月にマイナーチェンジを実施したばかり。フェイスリフトを受けてスポーティなイメージが高まったのは見てのとおり。インテリアは、大画面を横に並べたカーブドディスプレイを新採用。シフトレバーを廃止してスッキリさせたほか、最新世代のコネクティビティを搭載するなど、大がかりな変更があった。
対してS206型Cクラス・ステーションワゴンは、2021年6月に日本デビュー。当初からデジタル世代に受け入れられるよう新アイテムを積極的に取り入れたことが話題となった。
両車のボディサイズはほぼ同等。従来よりもサイズアップが図られているが、日本でも持て余す心配はない。各部のクリアランスや容量、居住性などはお互いをかなり意識して設計されたことがうかがえる。今回は、パワフルで経済性に優れた2リッターディーゼルモデルを比較した。CクラスのパワーユニットはマイルドHV、駆動方式は3シリーズが4WD、CクラスはFRである。

(画像=『CAR and DRIVER』より引用)

(画像=『CAR and DRIVER』より引用)