メキシコ、ユカタン半島の一番の見どころの1つに「マヤ遺跡」が挙げられます。ユカタン半島の、キンタナ・ロー州とユカタン州に位置する遺跡の中でも、今回はチェ・チェン・イッツア遺跡やトゥルム遺跡とは少し違う「コバ遺跡」をご紹介します。

目次
知っておきたいコバ遺跡の歴史
遺跡はレンタル自転車でまわれる

知っておきたいコバ遺跡の歴史

コバに人口が増え始めたのが西暦100年の後です。後の201年~600年までにその支配をキンタナロー州北とユカタン州東まで広げました。コバ遺跡の建築物が主に建てられたのは500年~900年の間です。それらの時期の建築物は長い間幾度となく修理され、14世紀に新しい建築物が建てられる頃まで残ります。都市の大きさは約80キロ平方メートル。絶頂期には人口が10万人近くいたのではないかと言われています。また、ガテマラの主な都市とカンペチェ州と政治的な関係、そして軍事的に同盟関係を持ち上部の人同士での政略結婚がありました。その後900年~1000年の間にライバルであったチェ・チェン・イッツアが勢力を持ち始めた影響で、コバは政治的な権力を失い1550年頃、スペイン人の侵略と共に人々はコバを去って行きました。

遺跡はレンタル自転車でまわれる

レンタル自転車で遺跡を見てまわる!メキシコ、コバ遺跡
(画像=『たびこふれ』より引用)

コバ遺跡の面白い点は、敷地が広く遺跡も点々としているので、遺跡を自転車でまわってみることができる点です。ジャングルの中に点々とする遺跡を自転車でみてまわるのはとてもユニークな経験になりますよ。入り口を入るとすぐに、レンタル自転車できる場所があります。コバ遺跡の主な見どころは、マヤ人がボールゲームをしていたとされるボールコート。建築もとても珍しいので見る価値あり。また、Nohoch Mul Pyramidと呼ばれる高さ42メートルのピラミッドは頂上までのぼることもできます。130歩の階段をのぼった後は、頂上からはどこまでも続くマヤのジャングルとコバ遺跡周辺にある2つのラグーンを見ることができます。日本では決して見ることのできないこの光景、きっと一生の思い出になりますよ!