古き良き時代のアメリカのバーバーカルチャーから影響を受け、2015年に原宿でスタートした「MR.BROTHERS CUT CLUB(ミスターブラザーズカットクラブ)」。

そんな「MR.BROTHERS CUT CLUB」の7店舗目が福岡にオープンした。クラシカルでラギッドなアメリカンバーバースタイルが好きな人はチェックしてみては。

レコードバーが併設された3階建てのビル

同店は、3階建てのビルの1Fと2Fにバーバーショップ、そして3Fは大阪店にも併設されているラッパーのRYUZO氏が手がけるレコードバー「BLOODY ANGLE(ブラッディ・アングル)」という造りとなっている。

ドイヤーズ・ストリートのレンガ張りのビルをイメージ

外観は、NYマンハッタンのドイヤーズ・ストリートのとある通りの角、通称“ブラッディ・アングル”がある地区のレンガ張りのビルをイメージ。

レンガのモルタル造形によりエイジングされたレンガ張りのビルそのものの風貌へと変身させ、外壁ペイントは経年劣化によりさらに味が出てくる仕様となっている。

さらに、外観のネオンサインは「ブラッディ・アングル」との相性を踏まえ、チャイニーズアルファベットのchop suey(チャプスイ)を採用。

4メートルのネオンサインは店前の道路を100メートル封鎖し、10階クレーン車玉掛けにより設置されたそうだ。

ニューヨークのバーバーショップをイメージした1F

1Fは、ニューヨークのバーバーショップをイメージ。

床部分にはオリジナルで製作した5色混合のモザイクタイルを使用し、装飾はモダンなミッドセンチュリーで統一している。

また、セット面センターにはGLASS SIGN and co(グラスサインアンドコー)によるオリジナルグラスサインを配置。照明にはアトミック装飾のシャンデリアを、壁付、ペンダントライトにはミルクシェードランプを採用した。

西海岸のバーバーショップをイメージした2F

2Fは、西海岸のバーバーショップをイメージ。

チェッカータイルにツーフェイス、アトミックモチーフ、スプートニクランプ、ラタンやtiki(ティキ)など50sのカルチャーをよりわかりやすく表現している。

差し色に使われているピンクとエメラルドグリーンからも50sロカビリーを感じさせる仕様となっている。

細部までこだわり抜いた雰囲気を演出

また、トイレにはアンティークタイル、階段室には60年代デッドストックのアメリカ製電話機、1Fから2Fへ上がる階段壁面には「Brother From Another Mother(ブラザー・フロム・アナザー・マザー)」のネオンを配している。

さらに、2Fから3Fへの階段にはYOSHIROTTEN(ヨシロットン)氏デザインのネオンが掛けられ、細部まで拘り抜いた雰囲気だ。

クラシカルなバーバーカルチャーと東京カルチャーをブレンドした武骨なスタイルを貫く、「MR.BROTHERS CUT CLUB」の福岡店を訪れてみてはどうだろう。

MR.BROTHERS CUT CLUB -福岡店-
所在地:福岡県福岡市中央区薬院3-13-20
営業時間:11:00~22:00(月~土)/11:00~20:00(日)

(角谷良平)