ラフレシア

ショクダイオオコンニャクに並び、世界一大きくて世界一臭い花として挙げられるのがラフレシア。
東南アジアやマレー半島に自生する、ラフレシア科ラフレシア属の花です。
花単体ではこっちが世界最大
先にご紹介したショクダイオオコンニャクの花は、実は小さな花が密集したもの。
単体の花としては、ラフレシアが世界一大きいと言われています。
ラフレシアの花は直径90㎝にも達し、ちゃんと花弁だってありますよ。
強烈なラフレシアの匂い
ラフレシアの匂いもショクダイオオコンニャクに負けず劣らず臭すぎるといわれています!
その匂いは「汲み取り便所」のにおいに似ているといわれており、腐臭のようにそれはそれは強烈なものなのだそうです。
強烈な臭さと見た目から人食い花だと思われていた
そんな強烈な匂いはもちろん、見た目もグロテスクなラフレシア。
1800年代にヨーロッパで初めて発見された際、そのグロテスクな見た目と匂いから発見した調査隊には「人食い花なのではないか?」と思われていたそうです。
ラフレシアが臭すぎる理由
ラフレシアが臭すぎる理由も、ショクダイオオコンニャクと同様に繁殖のため。
ラフレシアの花粉を運んでいるのは動物の死骸やフンなどに集るクロバエ科のハエであるため、効率的に花粉を運んでもらえるように死肉のような腐敗臭を放っているのだそうです。
ちなみに、そのグロテスクな見た目も、ハエをおびき寄せるためなのだとか!
どちらも臭いのは開花時のみ

ショクダイコンニャクの開花は2日間
強烈な匂いのショクダイオオコンニャクですが、その匂いが放出されるのは花が開いている間だけ。
そして、開花するのは基本的に2年に1度、2日間しかないので、臭いのもその期間だけなんだとか。
ショクダイオオコンニャクは、その体の中に貯め込んだ養分を繁殖のためだけに使い切ってしまうので、短期間しか開花していられないのだそうです。
ラフレシアの開花は3日間
同じく、ラフレシアも花が1度咲いたら3日間ほどしか開かないとされています。
咲いた後は枯れてしまうため、咲いている姿に遭遇するのはとても難しいといわれています