アークランズの2023年2月期の連結決算は、売上高3134億円、営業利益189億円となった。前期は14ヶ月の変則決算だったことと、当期から「収益認識に関する会計基準」等を適用しているために、前期同期比の発表はしていないが、計画比では売上高は0.8%減、営業利益は4%減だった。

 売上高の内訳では、ホームセンター部門の売上高は2506億円。そのうち旧アークランドサカモトの店舗等は597億円、旧ビバホームの店舗等は1881億円だった。

 24年2月期の連結業績見通しは、売上高3200億円(前年同期比2.1%増)、営業利益201億円(同6.3%増)、経常利益200億円(同4.3%増)、当期純利益131億円(同35.6%増)を見込んでいる。期中に新店1店舗を予定するほか、既存店活性化を進め19店舗の改装を計画する。改装では専門店の深耕をはかり、特にペットコーナーの強化と、「WORK&TOOL」に「中古工具買取販売」を加えたプロショップの展開を進める。

 なおアークランズは、とんかつ専門店「かつや」など飲食店を運営するアークランドサービスホールディングスを、9月1日付で株式交換により完全子会社にする。「住・食」両輪の経営でグループ全体の企業価値向上を目指す。

提供元・DCSオンライン

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