「アシックス(ASICS)」は、廃棄予定食材を染料として再活用するプロジェクトブランド「フードテキスタイル(FOOD TEXTILE)」と協業したシューズ「ゲルライトスリーオージー(GEL-LYTE Ⅲ OG)」と「ゲルライトファイブ(GEL-LYTE V)」(ともに15,400円)を、4月27日に発売する。

「ゲルライトスリーオージー」は、1990年に発売した軽量ランニングシューズ「ゲルライトスリー」をベースにしている。甲部分を包み込むようにフィットさせるため足入れ感が良く、履いている時もベロ部分がずれにくい。色は農園から買い取った廃棄予定のルイボスと柿の2種類の色を組み合わせ、化学染料では出すことができない自然由来の優しい色になっている。

「ゲルライトファイブ」は、伝統的な日本の茶道からインスピレーションを得て制作された。廃棄予定の抹茶とレタスから抽出した染料で着色した綿素材でアッパーを構成。またソールは、「ゲルライトファイブ」シリーズが1993年に初めてランニング市場に登場した際の波型のデザインを採用、環境に配慮した製造工程で、クッションとなるミッドソール素材はリサイクル素材を20%以上使用している。

今回協業した「フードテキスタイル」は、株式会社豊島が展開するプロジェクトである。食品とアパレル業界の架け橋として、食べ物がもつ「色」に注目。染色化する独自技術を活用し、様々な食品関連企業から提供された食品残渣を、各アパレルブランドと連携して商品化を行っている。今まで「チャンピオン(Champion)」「ビューティフルピープル(beautiful people)」「コンバース(CONVERSE)」など様々なブランドと提携し商品を開発してきた。

「アシックス」が廃棄予定の野菜から色を抽出したスニーカーを発売
(画像=『SEVENTIE TWO』より 引用)

文・平野智香/提供元・SEVENTIE TWO

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