高級車SUVの魅力

高級車SUVは、購入する意味・価値を見いだせるほどの高い魅力を兼ね備えているようです。
この項目では、高級車SUVの魅力を3つのポイントにわけて解説してみました。
ブランドが確立されている
1つ目が「ブランドの確立」です。
スポーツカーおよびスーパーカー、高級セダン・ワゴンのジャンルを得意としていた自動車メーカーが、近年のSUV人気を察知して、高級志向のSUVを開発し市場へ送り出していることが挙げられます。ひと昔前は注目されていなかったSUVジャンルに商機を見いだし、攻勢を仕掛けていることが実情です。
また、大衆向けの車種を市販しているメーカーでは、別途高級車ブランドを立ち上げて自動車市場に新風を吹き込んでいます。元のブランド力では補い切れない部分を、高級志向のブランドを立ち上げることでイメージを一新させる狙いがあるようです。日本のトヨタがアメリカ向けの高級ブランド「レクサス」を立ち上げたのはわかりやすい例となるでしょう。
走行性能や安全技術に優れている
2つ目は、「走行性能や安全技術に優れている」点です。高級車と聞いて、ハイパワーかつ強力なトルクを備えた大排気量エンジンを搭載した車をイメージする方が多いかもしれません。
しかし、近年はBEV(電気自動車)であったり、ハイブリッドシステム(HV)、プラグインハイブリッドシステム(PHV)を装着したりと環境に配慮しつつ走行性能に磨きをかけた高級車SUVが登場。自動車市場に新たなトレンドを築き上げています。
一方、安全技術にも目を向けてみると、通常の車種ではオプション設定、もしくは用意なしとなっているシステムが標準設定されているケースがあるようです。マストアイテムとなっている衝突被害軽減ブレーキをはじめ、アダプティブクルーズコントロール(ACC)や車線逸脱防止装置などがデフォルト装備となっているケースがあります。
また、外部からリモコン操作で車庫入れができる機能を備えるといった、先進の技術を使用しているモデルもあるようです。高級車SUVはボディサイズが大きい車種も多いですが、取り回しで不利となるのを補うほどの機能が整えられています。
高級感のあるアクセサリーパーツを装備している
3つ目が「高級感のあるアクセサリーパーツを装備している」点です。
エクステリアでは高級感を引き立たせるメッキ調、あるいはカーボン調のアクセサリーパーツが備わったり、エアロパーツが標準装備されていたりと本体価格に見合った工夫が施されているようです。
一方、インテリアでは、シートに本革レザーが使用されていたり、インパネ(インストゥルメントパネル)やステアリング、シフトレバーに高級な素材が用いられていたりします。これらは、手触りのよさに加えて、高級感を引き出すためのようです。
また車内装備をチェックしてみると、後部座席にも運転席・助手席と同様のコンソールボックスをはじめ、飲料が冷やせる冷蔵庫、テレビモニターが装備されているため、チェックしたいポイントです。
高級車SUVはいくらから?
近年の自動車業界では人気ジャンルにあたる「SUV」。どうせお財布に余裕があるなら、ラグジュアリー感強めのモデルを購入したいとお考えの方もいるのではないでしょうか。
どのように“高級車SUV”へ分類すべきか考えてみると、車両本体価格が「500万円以上」の車種が該当してくるでしょう。
日本国民の平均年収は460万円程度で、生活を考えると平均の半額程度までの車であれば難なく所有できるとされています。車両本体価格が500万円以上となれば、贅沢な車と見るべきでしょう。
近年では、新車の車両本体価格が高騰していることもあり、700万円や800万円、あるいは1,000万円以上でなければ高級車ではないとの見方もされています。
【国産】高級SUV車おすすめ5選
トヨタ ランドクルーザー

トヨタ「ランドクルーザー」は、70年の歴史を誇る「日本代表」のクロカンSUVです。
ランドクルーザーは「走破性」のよさが強みで、SUVファンから高い人気を獲得する要因となっています。
2021年に登場した現行モデルでは、歴代から継承している「ラダーフレーム」を、トヨタのクルマづくりの概念である「TNGA」(Toyota New Global Architecture)に沿った技術を加えて大幅な性能アップを実現。加えて、6つの走行モードを取り入れた「マルチテレインセレクト」を備えることで、走破性に優れた車へと進化を遂げています。
おすすめのグレードは「GR SPORT」です。トヨタのモータースポーツ活動「Toyota GAZOO Racing」のイメージを取り入れたエアロパーツが装着されたスポーティグレード。3,300㏄のパワフルなクリーンディーゼルエンジンにより、高速道路や山坂道でも力強く快適な走りを味わえるでしょう。
スペック情報
全長(mm):4,965~4,985
全幅(mm):1,980~1,990
全高(mm):1,925
車両重量(kg):2,430~2,560
燃費(WLTCモード、km/L):7.9~9.7
クサス LX

レクサス「LX」は、メーカーのSUVラインナップではフラッグシップを担う車種です。
グレード展開をチェックしてみると車両本体価格が1,000万円台となっており、他の国産SUVでは例に見ないほどの高価な価格設定が特徴です。オンロードでは高級セダンばりの静粛性を披露し、オフロードでは本格的な走破性能を備えた国産SUVはLX以外に存在しないでしょう。
おすすめのグレードは車両本体価格が1,800万円の「LX600 “EXECUTIVE”」。後席空間をくつろぎのパッケージングとし、長距離移動でも「おもてなし」が可能です。リアシートは高いホールド性に加えて、頭部や腰を守る快適性に優れた設計となっています。
スペック情報
全長(mm):5,100
全幅(mm):1,990
全高(mm):1,895
車両重量(kg):2,550~2,600
燃費(WLTCモード、km/L):8.0~8.1
レクサス RX

レクサスRXは、プレミアムSUVとして世界中で高い評価を受けているモデルです。その洗練されたデザインと上質な乗り心地が特徴で、高級感あふれるクルマへの憧れを満たしてくれます。
内装は、上質なレザーシートやウッド調パネルが使用されており、快適なドライブを実現。
さらにRXには、ガソリンエンジンとハイブリッドエンジンの2種類がラインナップされており、パワーと燃費性能を両立しています。また、先進の安全装備も充実し、安心して運転を楽しむことができます。
レクサスRXは、高級SUVとしての品格と性能を兼ね備えた、まさにプレミアムな一台です。
スペック情報
全長(mm):4,890
全幅(mm):1,920
全高(mm):1,700
車両重量(kg):1,870~2,160
燃費(WLTCモード、km/L):11.0~11.8
マツダ CX-8

マツダCX-8は、大人数の乗員が快適に過ごせる3列シートを備えたSUVです。スタイリッシュなデザインと実用性を兼ね備え、ファミリーカーとして人気を集めています。
外観は、マツダのデザインフィロソフィー「魂動」を体現した流麗なフォルムが特徴で、力強さとエレガントさを併せ持ちます。インテリアも質感が高く、運転席から3列目までゆとりある空間が広がります。
また、先進の安全装備も充実しており、i-ACTIVSENSEと呼ばれる安全技術を搭載。衝突回避支援や運転支援機能がドライバーをサポートします。
CX-8はファミリー層にとっても魅力的なSUV車で、デザイン、安全性などを兼ね備えています。
スペック情報
全長(mm):4,925
全幅(mm):1,845
全高(mm):1,730
車両重量(kg):1,730
燃費(WLTCモード、km/L):15.0~15.8
三菱 アウトランダーPHEV

三菱「アウトランダーPHEV」は、プラグインハイブリッド仕様のみというラインナップが特徴のクロスオーバーSUVです。
3代目となる現行モデルでは、プラグインハイブリッドシステムのコンポーネントを新しく作り直したことで、初の7人乗りを実現したのが話題となっています。
また、走行面では車体の前後に1基ずつ駆動用モーターを配置した「ツインモーター4WD」を土台とした、車両運動統合制御システム「S-AWC」で高い走行性能を発揮。4つの車輪にかかる駆動力を適切な状態にして、ドライバーの意思に沿ったハンドリングを楽しめます。
スペック情報
全長(mm):4,710
全幅(mm):1,860
全高(mm):1,740~1,745
車両重量(kg):2,090~2,110
燃費(WLTCモード、km/L):16.2~16.6