米・オープンAIによって開発された対話式AI「ChatGPT」が日々、話題を呼んでいる。教育現場では、レポートや論文をChatGPTに作成させることを危惧する声が上がり、利用基準を設ける大学も出てきた。先日はオープンAIのサム・アルトマンCEOが来日して岸田文雄首相と面会するなど、日本でもその動向が注目され続けているChatGPT。エンジニアたちは、どう見ているのだろうか。

ChatGPTを利用したことがあるエンジニアは約3割

ChatGPTの活用でエンジニアの気がかり 2位開発予算、1位は?【Jitera調べ】
(画像=ChatGPTを利用したことがあるエンジニアは約3割、『オトナライフ』より 引用)

株式会社「Jitera」は、20~50代のエンジニアを対象に「ChatGPTに関する調査」を実施。529人から回答を得た。調査によると、ChatGPTを利用したことがあるというエンジニアは約3割。一方で、2割超のエンジニアがChatGPTというサービスの存在を知らない、という意外な結果も明らかになった。

ChatGPTの活用でエンジニアの気がかり 2位開発予算、1位は?【Jitera調べ】
(画像=エンジニアの約7割が、生成AIを技術連携もしくは活用させたいと考えている(「株式会社Jitera」調べ)、『オトナライフ』より 引用)

さらに、ChatGPTに代表される生成AIが関与しうるサービスに携わっているエンジニアの約7割が、生成AIを技術連携もしくは活用させたいと考えていることも判明。しかし、調査からは便利なだけではない“心配な点”も浮かび上がってきた。

気になるのはやはり…

ChatGPTの活用でエンジニアの気がかり 2位開発予算、1位は?【Jitera調べ】
(画像=エンジニアと切っても切り離せないのがセキュリティだ(「株式会社Jitera」調べ)、『オトナライフ』より 引用)

自社サービスで生成AIの技術を連携・活用する際の課題について、最も多かった回答は「セキュリティ、個人情報漏洩」で43.9%だった。同様に、自社サービスと生成AIを連携させたくない理由の上位にも、セキュリティ面の不安をあげる声が多数。入力した個人情報や企業の機密情報が意図せず、流失してしまうことを危惧するエンジニアは多いようだ。

一方で、これらのAIが発達することのメリットを聞くと、「コードの自動生成による開発効率の向上」や「エンジニアがより高度な技術の習得や管理に、時間を割けるようになる」と期待する声も。しかし、AIが発達することで「コーディングの仕事がなくなるのでは」と心配する人も多数いるようだ。さまざまな業界に大きな影響を与えつつあるChatGPT。エンジニアとの良好な関係を模索する必要がありそうだ。

出典元:【株式会社Jitera/PR TIMES】
参照元:【NHK】

※サムネイル画像(Image:Koshiro K / Shutterstock.com)

文・オトナライフ編集部/提供元・オトナライフ

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