タイ北部の大都市チェンマイ、その周辺の山岳地帯には幾つかの少数民族の村々が存在します。その中で、市街地からもっとも訪れやすい村が少数民族「モン」の村、バーン・ドイプイです。チェンマイ市街地から西の郊外にはチェンマイ動物園やドイ・ステープ寺院といった有名スポットが点在します。その道をさらに進んだ標高1,600mの山中にその村は在ります。

目次
モン族とは?
観光地としての村

モン族とは?

モン族はもともと中国から南下した民族で、今日では中国南部の他、ベトナム、ラオス、ミャンマー、タイなどの山岳地帯に広く居住しています。かつてタイ北部に移り住んだモン族は現金収入の手段として阿片栽培を行っていたそうです。近年、タイ王室のプロジェクトにより阿片栽培を止め、茶やコーヒーなどの商品作物栽培へと転化しました。同時に伝統の刺繍や民芸品の販売を中心とした観光産業も奨励され、"観光地"としての村が生まれました。バーン・ドイプイもその様な村の一つです。

【タイ】バーン・ドイプイは山岳民族モンの村!実は見所の多いスポット
(画像=『たびこふれ』より引用)

チェンマイ市街からの交通手段はソンテウと呼ばれる乗合バスの利用が一般的です。市内中心部からは1時間程度、郊外のチェンマイ動物園からなら40分ほどで村の入口に到着します。ソンテウはここで1時間ほど待機します。乗客はその時間内で村を観光し、乗ってきた同じソンテウで下山します。

観光地としての村

村に入るとすぐにアーケードが続いており、民芸品やお茶などの土産物屋台が並んでいます。店の人々には商売気などがあまり感じられず、ノンビリした雰囲気のマーケットです。売られている物の値段は市街地の店とあまり変わりません。

【タイ】バーン・ドイプイは山岳民族モンの村!実は見所の多いスポット
(画像=『たびこふれ』より引用)
【タイ】バーン・ドイプイは山岳民族モンの村!実は見所の多いスポット
(画像=『たびこふれ』より引用)
【タイ】バーン・ドイプイは山岳民族モンの村!実は見所の多いスポット
(画像=『たびこふれ』より引用)

アーケードの外には学校もあります。村の子ども達が通っているようです。

【タイ】バーン・ドイプイは山岳民族モンの村!実は見所の多いスポット
(画像=『たびこふれ』より引用)