カフスボタンは、ドレスシャツ(ワイシャツ)の袖口を留めるボタンで、ファッション性の高いものも多く、いつものスタイルにプラスすることで、さり気ない大人のオシャレを演出するタイピンやチーフなどと並ぶアクセサリーです。
17世紀フランスで、袖口をレースやリボンなどで飾っていたのを、金属製の鎖で留めるようになったのが起源とされており、海外では一般的にカフリンクス(cuff links)と呼ばれています。
ジャケットの袖口からチラりと見えるカフスボタン。
ビジネスシーンに合うシンプルなものから、パーティーや結婚式に合うような華やかなものなど幅広くあるので、着用の仕方次第で洗練度がアップします。
シャツの色や模様に合わせてコーディネートしてみたり、お気に入りのブランドのものを使用したり、個性を出してみると楽しいですよね。
カフスボタンの付け方
① 袖口のボタンホールを合わせる。
② 上からカフスボタンを通す。
③ 裏側の留め金を留める。
カフスボタンは全てのシャツに付けることができるわけではありません。
シャツの袖口の形によって付けることが出来ないものもありますし、相性が良くないとカフスの魅力が充分に出せなかったりします。
カフスボタンを付けたいときにはシャツ購入時に、袖口の形を必ずチェックしましょう!
以下に袖口の種類をご紹介いたします。
袖口の種類
- シングルカフス
- コンバーティブルカフス
- テニスカフス
- フレンチカフス(ダブルカフス)
- シングルカフス(2ボタンタイプ)
- ターンナップカフス
シングルカフス
片方にボタン、もう片方にボタンホールがついている一般的なワイシャツの袖口。
ビジネス・カジュアルなどシーン問わず、汎用性が高いシャツですが、基本的にボタンで留めるタイプなのでカフスボタンとの相性はよくありません。
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コンバーティブルカフス
片方にボタン、もう片方にボタン&ボタンホールの両方がついている袖口。
ボタンでもカフスボタンでも留めることが出来る便利なタイプで、1つのシャツで2つのスタイルが楽しめます。
ただし、カフスボタンをつける場合、普通のボタンが気になってしまうことが多いので、思い切って普通のボタンを取ってしまうと見た目がよくなります。
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テニスカフス
片方にボタンホール、もう片方にもボタンホールがついているシングルの袖口。
カフスボタンを付けることを前提として作られている袖口なので、通常のボタンは付いていません。
最近はあまり見かけなくなったので、オーダーメイドで作成すると通な感じがします。
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フレンチカフス(ダブルカフス)
袖口を二重に折り返してカフスボタンで留めるタイプで、最もカフスボタンに適している袖口。
通常タイプのシャツと比べて袖口の折返しの形状が美しいので、非常にオススメです。
初めからカフスボタンが付いている状態で販売されているものも多くあります。
ただし、ビジネスで使用する場合、職場によってはNGのところもありますので、チェックしておきましょう。
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シングルカフス(2ボタンタイプ)
片方にボタンが2つ、もう片方にもボタンホールが2つ付いている袖口。
ボタンで留めるタイプなので、カフスボタンを付けるのは諦めた方がよいと思います。
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ターンナップカフス
ダブルカフスのように折り返しがありますが、ボタンで留めるスタイルの袖口。
こちらもボタンで留めるタイプなので、カフスボタンを付けるのには向きません。
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