溝口真司さん(49)は「ボディビルダーのような身体になりたい」という夢に向けて、最初はホームジムから、そしてジムに入会して鍛え始め、1年10カ月という短い期間でバキバキの肉体を手に入れた。そのやり方を取材した。
──以前取材した際にコロナ禍に器具を揃えて家トレから筋トレを始め、そこから大会出場を目指すためにゴールドジムに入会したと言っていましたが、どのようなメニューを行っていたんでしょうか。
「仕事が24時間の三交替勤務で、仕事の日はトレーニングできないので、胸と二頭筋、背中、肩と三頭筋、脚の4分割にして、仕事の日をオフ日にしていました。各メニューを4セットずつ、内2セットは10レップ、残り2セットは20レップで扱える重量で、筋肥大と筋密度向上の両方を狙ってトレーニングしました」
──1年10カ月で驚きの変化ですが、体脂肪率の変化はどのような感じだったのですか?
「大会を目指す前は20%くらいで、大会当日は5%まで絞りました」
──5%ですか!食事はどのような内容でしたか?
「白米、鶏むね肉、ブロッコリー、卵をルーティーンにしていました。仕事のときはお弁当を自分で作って昼と夜と翌朝の分の合計3食を持参していました。減量期も増量期も食事メニューは変えず、増量期は量を変えています。なので1年間ずっとこの食事メニューでした。糖質を落としてしまうと筋量も減ってしまうので、糖質はカットせず、その分、運動量を増やして減量していきました」
──1年中減量食というのは大変ではないですか?
「それがルーティーンになるのでそこまで苦ではありません。それにコンテストに向けた生活を始めてから規則正しくなり、メリハリのある生活ができています」
──減量に成功し、JBBF(日本ボディビル・フィットネス連盟)やマッスルゲートの大会などでご活躍をされていますが、減量成功の秘訣を教えてください。
「目標を持つことが大切です。私の場合はコンテスト出場でした。何かに向けて頑張ることが重要ですね。それに実際に大会出場をすると、もっとよく仕上げたいという欲望が生まれ、どんどん頑張りたくなります」
──最後に今年の目標をお聞かせください。
「昨年、福岡県選手権のクラシックフィジークで優勝できたので、今年は8月の西日本選手権で入賞を目標としています。福岡県選手権では体脂肪率3%まで絞ることができ、その部分を評価していただけたので、今後も絞りは頑張っていきたいです」