
【出典】筆者作成
統一地方選も後半戦。駅前にて演説会を行う候補者を見かけることが本当に多くなった。相変わらず「・・・をお願いします」「よろしく・・・のご支援を」といった声が連呼されている。何かしらメッセージを語りかけるよりも、名前を連呼することで人々の記憶に残ることを意識しているのかもしれない。
候補者の政策や公約を見てみると
「・・・図ります」 「・・・目指します」 「・・・応援します」 「・・・推進します」
といった文言が並ぶ。専門家として厳しい言い方をすると、地方自治体で実施されている内容・取り組みをただ並べているだけだともいえる。一部議員は公約実現のために熱心に活動していることも確かであるが、公約実現のために身を粉にしては活動しない議員も結構いたりする。そのような議員ばかりになってしまってよいのだろうか。
主権者はこれまで議員を甘やかしてきたのではないかとまで私は思っている。
(前回:統一地方選の論点①:この「まち」は消滅するの?)