厳格で美しい⾃然に神々が宿るパワースポット、長野県・戸隠にて、歴史的な建物を活用した分散型ホテルプロジェクトが始動した。
同プロジェクトの第1弾として、かつて公民館として利用されていた旧中社公会堂をリノベーション。1階はフレンチレストラン「awai(あわい)」、2階はホテル「RITA 戸隠」となる施設が4月28日(金)オープンを迎える。
“あわい”の世界観を継承するプロジェクト
日が落ちてまだ辺りが残光に照らされている宵(よい)と、朝霧がほの明るく照らされはじめる東雲(しののめ)。この時間帯の戸隠神社や戸隠山は、⾃然界と⼈間界、精神世界と物理世界が共存する、神秘的な“あわい(間)”の世界観に包まれる。
同プロジェクトでは、そうした悠久の昔から変わらぬ世界観へと静かにスポットライトを当てながら、心を澄まして自然や自身と向き合う時間を提供していく。
戸隠の食材を活かしたフレンチレストラン「awai」
甘みのある高原野菜や山菜、「戸隠そば」で有名なそば粉、ジビエ、川魚……。フレンチレストラン「awai」では、戸隠ならではの食材を活かした、ここでしか味わえないオリジナルフレンチが味わえる。
監修を務めた小川智寛シェフは、東京・麻布十番の「エルブランシュ」や福井の「LULL」を運営する傍ら、地方創生プロジェクトや各種メディアでも活躍するなど、フレンチの魅力やノウハウを広く伝えている人物だ。
同レストランは、宿泊者以外も利用可能。ランチは2,500円から、予約制のコースのみとなるディナーは7,000円から用意されている。
真の豊かさを追求したミニマルホテル「RITA 戸隠」
「awai」の上階には、もともとの木造建築の美しさや空気感、“あわい”を大切にした、2室のみのミニマルなホテルが誕生する。
プロデュースしたのは、⼟着の営みを継ぐホテルブランド「RITA」。遺産・継承・伝統を意味する「HERITAGE」に由来するブランド名の通り、日本のアイデンティティである地域ごとの文化の多様性を継承し、効率だけでは計れない真の豊かさを追求している。
戸隠山や鏡池をモチーフにした素朴なアートが飾られた客室からは、参道の街並みや荘厳な山々を見晴らすことができる。宿泊料金は、1泊2食付きで25,000円/人~(2名利用時)。
都会とはまったく異なる悠久の時が流れる戸隠に足を運び、懐かしく穏やかで、人々の温かさを感じられる時間を過ごしてみたい。
RITA 戸隠/awai
所在地:長野県長野市戸隠3390
アクセス:長野駅から車で約40分
(zlatan)
※価格はすべて税込