以前のブログで、晴海フラッグは「宝くじ化する」と書きましたが、抽選が当たってこの物件を手に入れていれば、3,000万円が手に入る宝くじと買ったのと同じです。

晴海フラッグの購入者の中には、もともと転売目的の個人や不動産業者も含まれているとされています。来年の完成以降は、かなりの物件が売りに出る可能性もあり、需給関係は悪化するかもしれません。

しかし、周辺価格との比較から価格の調整には限界があります。坪400万円を割れることは無さそうです。

また、来年4月から本格稼働が始まるBRT(バス・ラピッド・トランジット)の選手村ルートが開通すれば、新橋までバスで15分程度となる予定です。駅からのアクセスの悪さがBRTの利便性によって払拭されれば、物件人気はまた高まります。

完成時には、また大きな話題になりそうな晴海フラッグです。その一方で転売による利益確定の動きも活発化すれば、こちらは「濡れ手に粟」との世論のブーイングを浴びることでしょう。

晴海フラッグ HARUMI FLAG公式HPより

編集部より:この記事は「内藤忍の公式ブログ」2023年4月17日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。