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3. ジュデッカ島でヴェネチアの日常生活を垣間見る

3. ジュデッカ島でヴェネチアの日常生活を垣間見る

ヴェネチア観光をもっと楽しむならザッテレ河岸へ!3つの切り口で魅力を紹介
(画像=『たびこふれ』より 引用)

ジュデッカ島は、ジュデッカ運河を挟んで対岸に位置する島です。先にご紹介したザッテレ河岸沿いからは、海の上に建物が並ぶようにも見える、いかにもヴェネチアらしい風情があります。

ジュデッカ島への行き方

アクセスは水上バス(ヴァポレット)の2番、4.1番、4.2番を利用します。サン・マルコ周辺から向かう場合は2番を、ザッテレ河岸からはサン・バジリオ、あるいはザッテレの停留所から4,1番か4.2番に乗ります。

ジュデッカ島内はパランカ、レデントーレ、ジテッレという3つの停留所があります。これらの各停留所間の移動はそれぞれ5分程度が目安となるでしょう。また、ジュデッカ島の隣にあるサン・ジョルジョ・マッジョーレ島までさらに足を延ばす場合は橋などのアクセスはないため、同じ2番、4.1番、4.2番の水上バスに乗って移動します。

一回券を利用する場合は75分間有効で7.5ユーロ。ゆっくり見て回りたい場合は往復でチケットを買っておくと安心ですが、ジュデッカ島内のタバッキ(「T」のマークが目印のたばこなどを販売する店舗)で購入もできます。なお、一回券でも鉄道駅、ローマ広場からジュデッカ島まで移動することは時間的にも十分可能です。

ジュデッカ島の見どころ

ジュデッカ島は本島に比べると観光客が多くなく、ヴェネチア住民の日常生活風景もかいま見ることができます。大きな島ではないため、午前中か午後にちょっと足を延ばせば立ち寄れる気軽さがあります。

住宅街の島ではありますが宿泊施設もあり、静かな場所に泊れるのはオススメできる点と言えるでしょう。ただし、移動には必ず水上バスに乗る必要があるので、一回券ではなく1日有効となるチケットを購入することがお薦めです。このタイプのチケットは現在、有効日数が1日/2日/3日/7日の種類が販売されています。

また、ジュデッカ島はアート活動が盛んなエリアでもあり、特徴のあるギャラリーや制作スタジオなども多く存在します。例えば、対岸からも目を引く、尖頭状アーチが並ぶファサードを持つ建物は、写真を専門とする美術館カーザ・デイ・トレ・オキで、非常に人気があります。

カーザ・デイ・トレ・オキ/Casa dei Tre Ochi

  • 住所:Fondamenta Zitelle, 43, 30133 Venezia VE
  • 営業時間:10:00-19:00、火曜定休

ヴェネチア観光をさらに楽しむ3つのアイデアについて、ご紹介してきました。食、美術、ローカルとさまざまな切り口で散策すれば、より深くヴェネチアを楽しむことができるはずです。初めてヴェネチアに行く方だけでなく、2回目以降の方も参考にしてみてくださいね。

撮影:arissa

文・写真・arissa/提供元・たびこふれ

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