そんな装備で大丈夫か?アメリカ式お手製キャンピングカー

「日本人が知らない」前はプリウス、後ろはカローラ…アメリカで実際に見た、ありえない車たち
(画像=©Voyagerix/stock.adobe.com、『MOBY』より引用)

アメリカでは広大な大自然を楽しめるアクティビティーが多数あり、たくさんのキャンピングカーが走っています。

日本の規定より道幅も広く自由が効くためか、中にはあり得ないような形に車を改造した“キャンピングカーもどき”が存在するのだとか。

ロサンゼルス在住歴18年になる中村さんは、普段はリモートワークをしているエンジニア。都会の喧騒に疲れた時や大きな仕事がひと段落ついた時、よく奥さんとキャンプに行くといいます。そこでは、たくさんの奇想天外なキャンピングカーたちを見ることが多いそうです。

「アメリカのキャンピングカーって、想像以上にデカくて豪華なものがあるんですよ。“走る家”って感じの豪華なものもたくさんあるんですが、1番記憶に残っているのは、子供が適当に積み木を積んで作ったかのような合板のキャンピングカー。

大きめのSUV車の後ろ側を改造してある形だったんですけど、その形がなんとも言えなくて……。たぶん計測や設計とかしないで作ったんでしょうね。左右はもちろん非対称で……子供が夏休みの工作で作った貯金箱みたいな不恰好なものがくっ付いていました。

おまけにそこら中に隙間が空いていて、そこから中が見えてしまうのも、かなり滑稽でした」

と語ってくれた中村さん。

しかも驚きなのは、そのハリボテのようなものがくっついたSUV車はレクサスだったそう。高級車にハリボテが乗っているなんて……アメリカ人、なんとも大胆です。

「前はプリウス、後ろは…」恐怖!キメラのニコイチ車

「日本人が知らない」前はプリウス、後ろはカローラ…アメリカで実際に見た、ありえない車たち
(画像=©Anna Baburkina/stock.adobe.com、『MOBY』より引用)

カルフォルニア郊外に住む向井さんは、車を探していた時に出会ったカルチャーショックを語ってくれました。予算が限られているため安めの車を探していたのですが、メキシコ系移民の友人に勧められたのはなんと真ん中に“くっ付けた”跡がある車。

「最初見た時は、意味がわからなくて……車のちょうど真ん中のところに前と後ろをくっつけた跡がくっきりあって、前後の車体の色が全然違うんですよ。

販売している方にどういうことなのか尋ねたところ、『前が潰れた事故車と、後ろが潰れた事故車を半分に切って、くっ付けて販売している』と教えてくれました。

もちろん事故車でも良いものを選んでいると言っていましたが、日本ではスクラップにされているような車ってことですよね?それをくっつけて販売しているなんて、唖然としてしまいました。

その中でも特に安かったのは、前後で車種が違う車でした。私が見たのはプリウスと多分カローラがくっ付いたもの。

車種が同じ車なら、もしかしたらくっ付けても大丈夫なのかな?とは思ったんですが、流石に車種が違うのは絶対無理だと思うんですけど……」

と、困惑しながら語ってくださった向井さん。

それでも低価格だからか、結構売れるというから驚きです。向井さんにその車を購入したのかお尋ねしたところ、

「絶対に買いません‼確かに他の車よりも断然安かったですが、保証もなさそうですし……

何より売っている人たちが少々怪しい感じだったので、お礼だけ伝えて足早に帰ってきました」

と教えてくださいました。

前後で車種が違うものをくっ付けて再利用しようだなんて……アメリカ人、恐るべし!

皆さんもアメリカ旅行に出かけた際には、変な車いないかな?と探してみるのも面白いかもしれません。でも横を向いたら煙を出している車が走ってるなんて光景、想像しただけでも恐ろしいですね。

文・MOBY編集部/提供元・MOBY

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