東京・渋谷の代官山エリアで東急不動産が推進中の複合施設プロジェクトの名称が「フォレストゲート代官山(Forestgate Daikanyama)」に決定し、10月下旬に開業予定であることを発表した。

同施設が開業するのは、代官山駅から至近の八幡通り、代官山通りに面するエリア。地上10階、地下2階建てのMAIN棟と、木造2階建のTENOHA棟の2つの施設からなる。

MAIN棟は、賃貸住宅、シェアオフィス、商業施設で構成され、「暮らす」「働く」「遊ぶ」の異なるシーンがシームレスに融合する『職・住・遊近接の新しいライフスタイル』をコンセプトにしている。緑をふんだんに使い、様々な形状の木箱を積み上げたようなデザインは、日本を代表する建築家の隈研吾が手掛けた。地下1階から地上2階は店舗フロア、3階はコワーキングオフィス、4階から10階は57戸の賃貸住宅で構成される。オフィス部分には、東急不動産が都内を中心に展開する会員制シェアオフィス「ビジネスエアポート代官山(Business-Airport Daikanyama)」が入居する。

TENOHA棟は、「テノハ(TENOHA)代官山」の名称を冠し、カフェとイベントスペースで構成される。「テノハ」とは「手のひら」と「葉」を合わせた造語。東急不動産が、地域の課題解決や活性化を推進する舞台として、2022年12月に埼玉県で開業した「TENOHA東松山」を皮切りに、全国展開を進めている。4月下旬には秋田県の能代、男鹿でも開業予定だ。

「TENOHA代官山」は、「サーキュラーエコノミー(資源をリサイクルによって循環させる経済システム)の実現を担うサステナブル活動の拠点」というテーマにふさわしく、東急不動産の保全対象森林である岡山県西粟倉村の間伐材を使用した木造2階建てだ。設計は、自然と建築が共生する環境建築デザインを手掛ける、末光弘和と末光陽子の建築事務所 SUEP.(スープ)が担当する。

東急グループは、渋谷駅から半径2.5kmのエリア一帯を中心に再開発を進めている。「フォレストゲート代官山」に加え、渋谷・桜丘エリアでは「シブヤ サクラ ステージ(Shibuya Sakura Stage)」も11月に竣工予定だ。

複合施設「フォレストゲート代官山」が10月下旬開業 ショップやオフィス、住宅がひとつに
(画像=『SEVENTIE TWO』より 引用)

文・茂木美櫻/提供元・SEVENTIE TWO

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