日銀の新総裁である植田和男氏が、2023年4月10日(月)、就任後初の記者会見でこれまでの金融緩和を続けていく方針を明らかにした。
それを受けて円安が進行し、さらなる加速が見込まれている。こうした円安時に「ボロ儲け」を狙うなら、どんな投資対象を選ぶのがベストか。
円安進行時に投資するなら!?
一般的に、アメリカの金利が高く、日本の金利が低いと、円安(ドル高)に振れやすい。今はまさにその状況で、しかも植田新総裁が金融緩和、つまりこれまでの状況を継続することを打ち出したため、今後も円安が進行するという観測が強まっている。
こうしたタイミングで投資をするなら、ドル建ての外貨預金、ドル建ての米国株、FXでドル買い、日本のインバウンド関連株、といった選択肢が思い浮かぶ。
ドル建ての外貨預金
円安ドル高が進行する場合、ドルを保有していると円換算での価値が高まる。そのため、ドル建ての外貨預金は有力な選択肢だ。
米国株への投資
米国株に投資する場合、必然的にドル建てで株式を保有することになる。そのため、仮に株式の価格が上がらなくても、ドル建てであるだけで円安が進むと円換算での価値が高まる。
FXでドル買い
FXでは、ドルを買ったり、円を売ったりする取引で利益を狙う。円安が進行する場合、ドルを買っておくと利益が出る。FXはレバレッジのリスクが指摘されるが、レバレッジをかけずに取引することも可能で、そうすればリスクが小さい状態で取引できる。
日本のインバウンド関連株
円安になると、海外からの日本旅行者が増えやすい。割安に日本を旅行できるからだ。そのため、訪日外国人向けにビジネスを展開しているインバウンド関連株の高騰への期待感が高まる。具体的には、ホテルの経営や旅行ツアーなどを行っている企業だ。