【筋トレ ビフォーアフター】体重100kg近くの元野球少年が3年半後キレッキレに劇的変化
(画像=『FITNESS LOVE』より引用)

「小さいころから人よりも太っていました」と話すのは根岸映太(ねぎし・えいた)さん(22)。運動は好きだったが小学生から始めた野球は中学、高校では体重が重いせいかケガをしてばかりで挫折。強くてカッコイイ身体に憧れて、18歳から筋トレを開始した。

太っていた18歳の頃の体型は体重97kg、体脂肪率は30%台だった。今となっては考えられない食生活だったと当時を振り返る。

「暴飲暴食を重ねていて、何か食べ物を口に入れることが癖になっていました。ケガが多く運動ができない時期もあり、食べては寝てを繰り返していました」

近所にある1回100円で使用できる市営ジムに通い続け、初めは体重も落ちていった。しかし後に、間違ったダイエットをしていたことに気づく。

「筋トレ、ダイエットを始めた頃は、知識がないまま『食べないダイエット』をしていて、炭水化物を抜いたり、断食をしたり、無理なダイエットをしていた覚えがあります。体重は落ちましたが、かなりキツかったです。親や友達、先生にも急に痩せたことを心配もされ、『食べなよ』、『食べないと痩せないよ』など言われたことがあります。そのときは拒食症のようになっていたと思います。その生活を続けていたあるとき、筋トレをしているのに筋肉が全然つかない、と思うようになりました」

身体を筋肉質に変えていくために、1日の食事量にノルマを設け、トレーニングは重量は意識しつつも『丁寧に効かせること』を大切にした。
「とにかく炭水化物とタンパク質を同時に摂ることと、特に筋トレ前後の食事を意識するようになりました(主な1日の食事:鶏胸肉400g、白米2.5合、毎朝オートミール60g、鯖缶1缶、納豆、卵3個、もずく、キノコ、味噌)。トレーニングは重さや回数を前回よりも超えられるように意識しています。高重力を持つ日、低重量で効かせる日だったり、種目を変えて違う刺激を入れたり、重量を扱う種目でも低重量で確実に対象部位に効かせられるようにしています。YouTubeやネットの情報には流されすぎないようにしています」

トレーニングを続け、色々試行錯誤を重ねていくうちに身体づくりのコツがつかめてきた根岸さん。重量を扱い安定したフォームで丁寧にこなすこと、種目を変えすぎず自分に合うトレーニングを見つけることがトレーニングでは大切だと話す。食事は高タンパク、低脂質のメニューに加えて、炭水化物もしっかり摂取し、「人間、完璧にこなすことはきつい」と週1、2回のチートデイを設けることを勧めた。また、寝る3時間前には食事を済ませ、そこから12時間は空腹の時間を作っているという。

「学生時代から始めた『筋トレ』で現在、パーソナルトレーナーをしています。大会出場も経験させていただき、より競技者意識を持てるようになりました。トレーニングをしている人たちは本当に、何事にも前向きで、いろんなことに挑戦しています。そんな周りの人たちと関われることで自分も挑戦することも増えてきて、人生が筋トレによって好転してきています。筋トレを通じて、大きい夢も持てるようになりました。僕の好きな言葉で『ノーペイン、ノーゲイン(痛み無くして、得る物なし)』という言葉があり、本当にその通りだと思います。継続している過程は辛いことばかりでも、昨日より成長する!という強い意志を持って、日々トレーニングや日常生活を送ることができています」

取材:FITNESSLOVE編集部