樹齢を重ねたブドウから滲み出る凝縮感と深みを堪能できるボトルが登場。

酒に特化したグローバル企業グループ・柴田屋ホールディングスが、世界でも希少な樹齢131年の古木からなるブドウを使用した日本初輸入のオーストラリア産赤ワイン4種を、応援購入サービス「Makuake(マクアケ)」にてリリースした。

ワイン用のブドウは高樹齢になるほど凝縮感や複雑味を増す

ブドウの樹は、植樹してから約3年でワイン造りに使える実をつける。しかし若い木は枝葉を伸ばすことに栄養分を使い、房にたくさん実をつけてしまうため、凝縮感の乏しい果実となる。

樹齢を重ねて20年目あたりからつける実が少なくなり、凝縮感を徐々に増していく。こうしたブドウで造ったワインは、複雑味やミネラル感が備わった、深い余韻が味わえる仕上がりになる。

(左から)樹齢131年の古木、若い木/写真提供:Brothers in Arms

(左から)樹齢131年の古木、若い木/写真提供:Brothers in Arms

そのため一般的に、ワイン造りに使用されるブドウの樹齢は平均20年前後、最高寿命でも120年程度とされるのが一般的だ。

樹齢131年の歴史を味わう、希少なオーストラリア産赤ワイン

南オーストラリア州のワイン名産地の1つであるラングホーン・クリークには、樹齢131年の木が現存する畑「メタラ」がある。

今回、Makuakeに登場したのは、この畑の樹齢131年のカベルネ・ソーヴィニョンとシラーズの2品種を使った特別なワイン。いずれも日本で初めての販売となる。

高樹齢の木からなるブドウだけを使用したタイプと、若いブドウをブレンドしたタイプがラインナップしているので、それぞれ紹介したい。

樹齢131年の木のブドウを100%使用した「クラシカル」タイプ

「メタラ センパー フィデリス カベルネ・ソーヴィニヨン 2018/シラーズ 2018」は、樹齢131年の木からなる希少なブドウを100%使用したワイン。共に複雑な香りと長い余韻を味わえる贅沢な1本だ。

新旧のブドウをブレンドした「モダン」タイプ

「メタラ ウィリアム フォーンビー カベルネ・ソーヴィニヨン 2016/シラーズ 2016」は、樹齢131年の木からなるブドウと、同品種の若い木からなるブドウをブレンドしたワインとなっている。それぞれエレガントなタンニン、そして味わいが魅力に。

いずれも貴重なワインだけあり、数量に限りがある。ワイン好きは早めにチェックしておいて損はなさそうだ。

(IKKI)